2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
沙漠緑化剤ムギネ酸類の次世代研究:他種生物によるムギネ酸利用の分子機構解明と応用
Project/Area Number |
22H00352
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 37:Biomolecular chemistry and related fields
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
難波 康祐 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (50414123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KARANJIT SANGITA 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 講師 (60784650)
小林 高範 石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授 (70590206)
村田 佳子 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所・統合生体分子機能研究部, 特任研究員 (60256047)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
安価に合成可能なムギネ酸類縁体であるプロリン導入デオキシムギネ酸(PDMA)を用いて、本来ムギネ酸を分泌しないイネやその他の園芸作物でも著しい鉄欠乏耐性を発見した。PDMAの蛍光プローブや農学への応用により、植物による利用の分子機構、土壌での挙動、および植物(根圏)防疫システムへの関与を明らかにしようとする研究である。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
アルカリ性土壌での作物の生育が可能になれば、人類にとって大きな福音となる。応募者は大量合成可能なムギネ酸誘導体を見出し、その有効性を既に実証している。その研究過程で見出した、イネ科植物以外への効果の作用機序を明らかにしようという研究であり、オリジナリティーも高く、準備状況も整っている。
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