Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究は、ネムリユスリカの乾燥・再水和の過程におけるDNA損傷が生じる場所と保護・修復に関わる因子を明らかすることを目的として、極限的な乾燥耐性能力をもたらすDNAの保護・修復機構を担う新規因子の同定と機能解析を、ゲノムワイドなCRISPRスクリーニングと二本鎖切断部位のマッピングを駆使して行い、その全容解明を目指すものである。
すでに応募者が開発し、優れた実績を有する独創性の高い実験系を用いる優位性があるため、実現可能性が高い研究である。本研究は高度なゲノムDNA修復能を解明する点において学術的意義が高いことから、ゲノム保護・修復機構の分子遺伝学および生化学において、新たな展開が期待できる。