Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
木材は一次エネルギーとして潤沢なエネルギー資源であるが、木材の特性上、その一部しか最終的なエネルギーとして使えない。本研究は、その効率を上げるために、木材成分の熱分解機構について、細胞壁構成成分の超分子構造と関連させて解明することを目的としている。
応募者は木材細胞壁構造の分野で成果を上げており、木材成分同士の相互作用や結合の影響について、組織的・化学成分的にも異なる針葉樹・広葉樹・草本植物の間におけるその違いとともに、解明が期待される。また、解析が困難なリグニンを含めた考察も可能にしようとしている。