2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
新規の印を介した胎盤性哺乳動物特有の遺伝様式の解明
Project/Area Number |
22H00394
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 42:Veterinary medical science, animal science, and related fields
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
谷本 啓司 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90261776)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
ゲノム刷り込みとは、ある対立遺伝子を父親と母親のどちらから受け継ぐかによりその発現の有無が決まることをいい、精子と卵子の形成過程でゲノムに付加されるDNAメチル化によるものと考えられている。ところが、応募者らは、マウスにおいて受精後にも刷り込みメチル化が起こり、遺伝子発現が制御されていることを見出した。本研究は、この受精後刷り込みメチル化の制御メカニズムを明らかにしようとするものである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
従来のゲノム刷り込みとは異なる機構を明らかにしようとする課題で、学術的価値が非常に高いと判断される。すでに同現象に関わる新規候補分子を複数同定するなど、準備もよくできている。研究計画も具体的で、実現性は高い。獣医学畜産学分野への波及効果についてはまだはっきりしていないところはあるが、大きな研究成果が期待できる。
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