2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
淡水湖年縞堆積物を用いた完新世の気候変動と陸域環境応答の高分解能解析
Project/Area Number |
22H00560
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 63:Environmental analyses and evaluation and related fields
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
勝田 長貴 岐阜大学, 教育学部, 教授 (70377985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤木 利之 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (10377997)
中川 麻悠子 東京工業大学, 理学院, 研究員 (20647664)
長谷川 精 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 准教授 (80551605)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
北海道南西部湖沼の長期年縞堆積物に微小領域XRF定量分析法を適用するとともに、生態系(植生・微生物)と環境(水・土壌)の変動記録を得ることで、完新世の東アジア夏季モンスーン(EASM)変動を詳細に復元する。EASM変動に伴う集水域から湖に至る素過程を導き出し、EASM変動指標の地域的不均一性を生む陸域変動過程を解明する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
年~十年スケールの解像度を有する年縞堆積物に微小領域XRF定量分析法を適用して化学組成含有量を分析し、完新世の東アジア夏季モンスーン(EASM)変動を十年スケールで詳細に復元する点で独創的である。他地域で得られたEASM変動指標と比較することにより、EASM変動の地域的不均一性を、集水域の人為的影響も加味して明らかにすることができる。
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