2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
極微量安定同位体を用いた水柱酸素消費速度実測:貧酸素水形成におけるその重要性実証
Project/Area Number |
22H00561
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 63:Environmental analyses and evaluation and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
角皆 潤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50313367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 保彦 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター, 総合解析部門, 主任研究員 (50726221)
中川 書子 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70360899)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
極微量安定同位体を用いて、日本海、琵琶湖、伊勢湾で水柱酸素消費速度を実測し、貧酸素水形成におけるその重要性を実証する研究である。応募者らが新規開発した水中のO2消費速度定量法を用いることで、実際の海水中・湖水中のO2消費速度の絶対値や鉛直分布、季節変動を明らかにする。同時に各水環境に懸濁・溶存する有機物の量や特性を解明する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
近年の急速な地球温暖化に伴い深刻化する水域内の貧酸素水塊の問題に対処するため、応募者らが開発した新規手法によって水中酸素消費速度を測定する研究であり、その学術的意義と独創性は高い。従来の手法に比較して高精度で測定することができ、各水域での酸素の消費に関する理解が飛躍的に高まるものと期待される。
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