2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22H04078
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Research Institution | 豊川市立三蔵子小学校 |
Principal Investigator |
渡邉 清 豊川市立三蔵子小学校, 小学校教諭
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | サウンドマット / フィードバック / マット運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
マット運動において試技者が即時にフィードバックでき、動きを評価し探求する姿を目指すために、音(聴覚)による判断ができる教具の開発と試作及び試用評価実践を行った。加圧時に音が出るパットをマット上に設置することで、音による即時フィードバックができ、客観的な判断が可能となった。 ①(サウンドマットの開発)圧力を感じて音が出るマットの開発を行った。パット部分と音源部分を切り離して設置した。マット上にはクッション性のあるパット部分のみ設置し、背中等が接触した時の安全性を考慮した。音源はマットの外に置き、操作できるようにした。 ②(サウンドマットの使用法)マット運動を行った際、特定の位置(パット上)を通過する時に音が出るものであり、試技者はそこを狙って試技をする。音が鳴れば、狙った位置を通過することをタイムリーに自ら判定できる。2つのパットの間を通過したり、パットを飛び越えたりといったパットを置く位置でバリエーションを増やすこともできる。 ③(成果と課題)子どもたちにとっては、音を鳴らしたいという思いが強く、何とか音を鳴らそうと何度も練習を重ねる姿があった。自分で「できた」「できない」が音ではっきり分かるため、何度も練習に向かう姿があった。また、パットを狙うために、手の着き方、回転の仕方、転がる方向等を工夫して自ら考え主体的に取り組む姿が見られた。課題として今回は確実に音を出すために有線で行ったため、コードが邪魔になってしまった部分があり、これを改良しコードレスを実現したい。また、マット上だけでなく、他の場所にも置くことが可能になれば、応用範囲も広がると考える。
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