2022 Fiscal Year Final Research Report
アナモレリンの治療効果関連因子の探索~グレリン濃度及び薬物動態に着目した検討~
Project/Area Number |
22H04313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3180:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
Sumimoto Takahiro 大分大学, 医学部, 薬剤師
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 癌悪液質 / カヘキシア / アナモレリン |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、グレリン様作用薬であるアナモレリンについて、治療不応患者における要因探索を目的として、以下の課題を検討した。 (1) UHPLC-MS/MSを用いた血中アナモレリン濃度測定系の確立:アナモレリンおよび内標準物質のMS、LC条件については検討済であり、フルバリデーションを実施中である。 (2) 血中グレリン濃度とアナモレリンの薬物動態が治療効果へ与える影響の評価:アナモレリン服用予定患者60例を対象に、服用前および服用後12週目時点での血中アナモレリン濃度および血中グレリン濃度を測定し、アナモレリンの治療効果に影響を与える因子を重回帰分析により探索する。対象患者を選定中である。
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Free Research Field |
医療系薬学
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究により、アナモレリン治療不応患者における要因および患者本来の血中グレリン濃度がアナモレリンの治療効果へ与える影響を特定することができる。将来的に、それらの要因へ対処することにより、治療不応率の軽減やアナモレリン投与量の最適化など個別化医療の提供に貢献できると考えられる。
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