2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
有機半導体二次元電子ガスの電子相制御と量子エレクトロニクス
Project/Area Number |
22H04959
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Broad Section D
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹谷 純一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20371289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 伸彦 筑波大学, 数理物質系, 教授 (10311341)
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Project Period (FY) |
2022-04-27 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、高分子基板上に1~2分子層の二次元有機半導体を形成し、歪みを加えることで元の構造を維持して電子状態を変化させ、電子相の制御、電子相関の効果と電子物性の解明、超伝導の発現などを目指し、有機薄膜の基礎物性の学理を構築しようとするものである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
量子井戸分子を大面積に集積した二次元有機半導体結晶は、歪みを加えることで非局在性や電気物性を制御でき、学術的に大きなインパクトがある。極低温まで移動度が上昇する有機半導体は極めて少なく、有機トランジスタで量子振動、量子ホール効果や超伝導まで狙えるものであり、学術的な重要性は高い。
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