2022 Fiscal Year Research-status Report
18世紀から19世紀前半における「空間内を歩行する身体」の思想史的意義の研究
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22K00108
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
小澤 京子 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (40613881)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 啓蒙思想 / フランス革命期 / 歩行する身体 / リベルタン思想 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究計画のテーマ「18世紀から19世紀前半における「空間内を歩行する身体」の思想史的意義の研究」は、以下の3つのサブテーマから構成されている。テーマ1:18世紀から19世紀前半の身体観とリベルタン的営為、テーマ2:空間とナラティヴ、およびテーマ3:啓蒙主義思想を中心とするテクスト群における「歩行」である。 初年度である2022年度には、とりわけテーマ2とテーマ3に力点を置き、研究のための方法論を模索・構築すると同時に、19世紀前半の社会思想家シャルル・フーリエの理想的共同体構想における建築空間という具体的な対象につき、図的表現(イメージ)と文字情報(テクスト)の双方から調査・分析を行なった。その成果として、論文「シャルル・フーリエの建築構想における「循環」」(『和洋女子大学紀要』64、2023年3月)がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者を務める2018年度からの科研費基盤C研究プロジェクトが、COVID-19の影響もあり2022年度まで延長となり、その計画を完遂するのにエフォートを割く必要があったため。 また、2022年度から所属機関(大学)の学部長となり、校務に掛かる時間と労力が増加したため。
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Strategy for Future Research Activity |
当該研究計画を進めるべく、2023年度前期(4~8月)はサバティカル休暇を取得している。この期間中に、国外も含めたアーカイヴズでの資料調査、および研究成果公表のための論文・単著の執筆を集中的に進める。 研究結果公表計画に挙げた国内シンポジウムについても、COVID-19による制限がほぼ撤廃されたため、今年度内、もしくは来年度前半の開催を目指し、登壇者のスケジュール調整等を進めている。
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Causes of Carryover |
2018年度からの科研費基盤C(18K00108「啓蒙主義時代から19世紀前半までのフランスにおける建築図面・図表の思想史的意義」)を、2022年度の1年間延長し、その完遂を優先したため。
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Research Products
(1 results)