2023 Fiscal Year Research-status Report
日本・アジア美術史のオーラルヒストリー・アーカイヴの構築と公開
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22K00159
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
塚本 麿充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00416265)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
高岸 輝 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (80416263)
増記 隆介 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10723380)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 美術史 / アーカイヴ / オーラルヒストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度に引き続き、該当者のインタビューおよび資料整理をおこなった。特に、画材関係者にも聞き取りを行い、近代美術史における画材選択について、制作者および販売者からの重要な証言を得ることができ、大正期から昭和初期にかけての画家と画材の関係についての重要性を共有することができた。これらは音声として保存されたほか、文字起こしをしたうえ、本人に事実確認して文章として保存した。引き続き対象をひろげ、美術にまつわる様々な角度からインタビューを行っていく予定である。 また、関連する出版物や美術史家の自伝などを購入し、必要なものはコピーして分類、保存した。コロナが5月から5類感染症に移行したことにより、ようやく外国との交流も再開し、オンラインを利用されない対象者についても対面でのインタビューがしやすくなった。そのことにより、より密接に様々な地域の研究者と情報交換を重ねることができ、今後の展開についてより大きなビジョンを得ることができた。 また他機関と連携して、髙岸輝を中心に「鹿島美術財団・ボストン美術館 日本美術共同調査 インタビュー」が実施、ボストン美術館緒の調査にかかわる7人のインタビューが整理され、ホームページ上で公開された。ボストン美術館コレクションの学術的意義、調査にまつわるエピソード、美術史における今後の国際交流に対する提言など、貴重な情報に直接アクセスできるようになり、非常に重要なアーカイヴとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今後スケジュールを組みながら、慎重に進めていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年同様に、対象者のインタビューを続け、画像と文字の両方で記録する。
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Causes of Carryover |
次年度に大規模なインタビュー調査および整理を予定しているため。公開・整理のための人件費および謝金のために、次年度使用を計画している。
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Remarks |
鹿島美術財団・ボストン美術館 日本美術共同調査(髙岸輝)
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