2023 Fiscal Year Research-status Report
現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究
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22K00239
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
佐野 明子 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (40514039)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Kim JoonYang 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (00749955)
桑原 圭裕 関西学院大学, 文学部, 教授 (40732897)
須川 亜紀子 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (90408980)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ディズニー / アニメ文化 / 1950年代 / 受容研究 / ヒアリング調査 / 渡辺泰 / メディアミックス / ファン文化論 |
Outline of Annual Research Achievements |
二〇二三年度は共同研究会メンバー八名が各自で研究活動を実践し、第三回研究会において中間報告を行った。本研究会は、米国ハーバード大学との国際共同研究会となっている。そのさい、映画学、社会学、美学、心理学、統計学等、各自がそれぞれ適切な方法論を用いて「領域横断的研究」として学際的に進められていること、次年度の成果発表(公開研究会)に向けて予定通りに進捗していることを確認した。加えて、研究代表者は以下の場において研究成果を発表した。
招待講演 佐野明子「創立100周年 ディズニー・アニメと日本 」第三五回西宮東高等学校木曜講座、二〇二三年九月一四日、於なるお文化ホール。ディズニーアニメは一九三〇年代から人気を博してきたが、とくに一九五〇年代に初めて日本で公開されたディズニー長編が日本の人々に大きな衝撃を与え、現在に至るまでなお、多様なメディア(イラスト、絵画、映画、マンガ、グッズ等)において影響を及ぼし続けているさまを示した。
国際雑誌論文(査読有り) Sano Akiko "Anpanman and Patriarchy: Media Mix for Preschool Children in Japan," Mechademia 16(1), 2023, 98-115. 乳幼児向け商品市場において近年一位と二位を占有してきたディズニー・グッズとアンパンマン・グッズ、とくにディズニーのデザインを継承するアンパンマンのグッズに着目し、日本型産業構造と家父長制、および乳幼児期の家事育児をほぼ一手に担う母親の「ワンオペ育児」との関連について分析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第3回研究会(国際共同研究会)においてメンバーが中間報告を行ったさい、各自がそれぞれ適切な方法論を用いて「領域横断的研究」として学際的に研究を進めており、次年度に成果発表として公開研究会(国際会議)を予定通り開催できる見通しが立ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的を達成するために、研究テーマに合う方法論の妥当性を確認しつつ、また、ヒアリング調査の成果を交えて、研究成果として結実させる。2025年3月30日(日)に成果報告会として国際会議を開催する。
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Causes of Carryover |
2024年度の公開研究会をオンラインと対面の併用で行うことになり、そのさい業者に機材設定を依頼する必要があり、次年度に使用する予算が増えたため。おもに公開研究会の経費として使用する。
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Research Products
(4 results)