2022 Fiscal Year Research-status Report
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22K00397
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Research Institution | Matsuyama University |
Principal Investigator |
細川 美苗 松山大学, 経営学部, 教授 (60389195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠原 順路 明星大学, 教育学部, 教授 (00194712)
アルヴィ なほ子 (宮本なほ子) 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20313174)
岡 隼人 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (20803357)
木谷 厳 帝京大学, 教育学部, 教授 (30639571)
阿部 美春 立命館大学, 言語教育センター, 非常勤講師 (60449527)
鈴木 喜和 日本女子大学, 文学部, 准教授 (70350395)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | イギリス・ロマン主義文学 / ロマン派第2世代詩人 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画では、22年度はパーシー・ビッシュ・シェリー没後200周年を記念して、シェリー研究センターとの連携のもと、シェリー没後200年記念大会を開催する計画であり、そのとおりに実行した。 大会に先立ち、2022年9月9日(金)10時~および2022年11月27日(日)10時~にシェリー研究センター幹事とオンラインにて打ち合わせをした。 シェリー研究センター第31回大会、シェリー没後200年記念大会は2022年12月3日(土)に開催され、特別講演のタイトルは「Dim Mirrors of Ruin: The Myth, Memory, and Mourning of P. B. Shelley’s Death」であった。 また、「『ここに私を生かし、死なせたまえ』-シェリー夫妻とイタリア」と題したシンポージアムも同時に開催した。 各講演内容は後に論文として一般に公開する。 特別講演、シンポージアムの講演者、講演内容の詳細はシェリー研究センターHPにて公開している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は計画通り研究分担者との連携のもとにシェリー研究センター大会にイギリス・ダラム大学よりマーク・サンディ教授を招聘し、シェリー没後200周年記念大会特別講演を開催することができた。いまだコロナ感染症の影響下にあったため対面開催が危ぶまれたが、サンディ教授を日本に迎えることが叶い良い成果となった。一方で、シェリー研究センター会員の多くは高齢であることを考慮し、講演はオンラインでも同時配信し、双方向で議論ができるように環境を整え、無事ハイフレックス形式で開催することができた。サンディ教授が隔離された場合に備えて予算を前倒しておいたが、そのような事態に至らず平穏に研究計画を進めることができたことは幸いであった。
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Strategy for Future Research Activity |
23年度は日本シェリー研究センターと連携して日本におけるパーシー・シェリー研究の第一人者であるアルヴィ・宮本なほ子教授にご講演頂くことの了承を得て準備を整えている。また、ロマン派第2世代詩人の死とその神話化に関わるシンポージアムを計画し実行する予定である。現在のところおおむね計画通りに研究を遂行できる予定である。
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Causes of Carryover |
イギリス・ダラム大学よりマーク・サンディ教授を講演者として招聘したが、コロナ感染症の影響で講演者に隔離期間や治療等が必要になった場合に備えて、必要となるかもしれない滞在費および航空券を再発行するための予算を見積もっていたが、講演者はコロナ感染症陽性者となることはなく、不測の事態に備えた予算を使用する機会が生じなかったため。
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