2023 Fiscal Year Research-status Report
Literary Activities of A. Rubinstein: The Problems of Their Re-evaluation and the Assessment of Their Relationship to Judaism
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22K00448
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
ヨコタ村上 孝之 大阪大学, 大学院人文学研究科(言語文化学専攻), 准教授 (00200270)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ロシア文学 / ロシア音楽 / ユダヤ |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は前年度に引き続き、資料閲覧・収集、分析、論文執筆などの作業を継続した。しかしながら、ロシアとウクライナの戦争のために現在でもロシア出張が困難たなため、資料収集などに支障があり、研究は予定通りには進捗しなかった。代替にほかの目的地での調査活動を行い、2023年8月10日より9月15日には上海公立図書館、杭州公立図書館、2023年12月27日から2024年1月5日までは台北、台中文学館、高雄。2024年3月17日から24日には江山公立図書館、杭州非物質文化資料館にて資料閲覧・収集を行った。そして、そこで見ることのできた資料を検討し、分析を加える作業を継続している。このように調査・研究は継続しており、その成果も蓄積しつつある。2023年10月18日にはストラスブール大学で、10月26日にはゲッチンゲン大学にて、成果発表の報告を行った。2023年11月22日より28日にはオモローツ大学にて開かれた、ヨーロッパ・アジア研究学会に参加し、成果発表の報告を行った。また、2023年11月7-9日に釜山にて開かれた7th World Humanities Forumに出席し、成果発表の報告を行った。さらに2024年1月19日には成果報告のための学術・音楽イベントを大阪大学会館講堂にて開催した。最終年度に向けて、研究総括の報告書の作成も開始している
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ロシアとウクライナの戦争のため、ロシアに出張して資料を収集する作業が不可能になっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
ロシア・ウクライナ戦争は泥濘化しており、本年度もロシアに出張できる見通しは立たないため、旧ソ連圏で、研究に必要な資料の閲覧・複写などのできる目的地を検討し、そこに出張し資料を渉猟する予定である。ラトビア、ジョージア、アゼルバイジャン、カザフスタンなどが候補地であるが、電子カタログなどで資料の所蔵を確認してから目的地を決定する。
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Causes of Carryover |
ロシア・ウクライナの戦争のため、予定していたロシアへの海外出張を行うことができなかったため。前年度に続いて、旧ソ連諸国など代替国での資料閲覧を試みるほか、ロシアの国内状況によってはロシア本国への調査旅行を行い、繰り越し分の研究費を使用する予定である。
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