2022 Fiscal Year Research-status Report
A Psycholinguistic Perspective on the Production of Coercion
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22K00522
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
田中 幹大 甲南女子大学, 国際学部, 准教授 (10555072)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 心理言語学 / 言語産出 / 強制解釈 / 文産出 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究は心理実験を実施できるように、実験の準備を進めている。具体的には、先行研究を再度調査し、強制解釈文の例文作成を行いつつ、心理実験のプログラム作成を行った。 新型コロナウィルスの影響で被験者を募集することが難しく、対面での実験実施にまで至っていないが、次年度で実施できるようにオンラインでの実験方法も検討している。 本年度の成果としては、2点ある。1つ目は強制解釈の文産出と大きく関連のある換喩表現の解釈の論文を投稿した(How Do We Produce a Metonymic Expression? Evidence from Priming in Japanese)。2つ目として、対面での実験実施が困難であった間に、オンラインでの実験方法が飛躍的に進化したため、今後の心理言語学の研究で参考になるようにオンラインでの実験実施方法をまとめた本も出版予定である(『心理言語学における言語産出の実験方法:オンライン編』パソコンがあればできる! ことばの実験研究の方法 2nd Edition)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在まで心理実験を実施できるように刺激文や実験方法のプログラム作成などといった実験の準備を進めている。新型コロナウィルスの影響で被験者を対面で募集することが難しく、実験実施にまで至っていないが、次年度で実施できるように準備している。また、オンラインでの実験実施も考慮に入れて計画を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は作成した刺激文と実験プログラムを使用し、国内で心理実験を実施し、終了することが目標である。対面での実験実施が困難な可能性もあるため、オンラインでの実験実施も考慮にいれている。 実験終了後はヨーロッパとアメリカで行われる心理言語学の学会に参加し、その成果発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度はコロナウィルスの影響により、対面での実験実施を行うことができず、そのために計上した予算が使用できなかった。次年度に実験を実施するため、そのために使用額が変更となった。
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Research Products
(2 results)