• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Research-status Report

文献アクセント史研究の総合的再検証と展開

Research Project

Project/Area Number 22K00575
Research InstitutionBunkyo Gakuin University

Principal Investigator

鈴木 豊  学校法人文京学院 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (70216456)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上野 和昭  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10168643)
山岡 華菜子  日本女子大学, 文学部, 研究員 (10803140)
加藤 大鶴  跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (20318728)
坂本 清恵  日本女子大学, 文学部, 教授 (50169588)
佐藤 栄作  愛媛大学, 教育学部, 教授 (80211275)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2024-03-31
Keywordsアクセント史 / 文献資料 / 研究史
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、これまでの科学研究費の成果を踏まえ、文献によるアクセント史研究史における固有の方法論と問題点を総合的に再検証し、発展的な継承と研究の再活性化を目指す。本研究の初年度である2022年度は、①アクセント史研究の中核となる文献群の再検討と新たな文献の発掘を行うこと、②文献アクセント史研究の基盤となる方法論の再検証を行うことを目的として、研究史の再検証を行う準備を整える作業を進めた。
今年度は2回の研究会議を開催した(2022年9月10日、2023年2月20日)。具体的には、(a)日本書紀声点本、(b)古辞書・音義類の声点本、(c)古今和歌集声点本、(d)仏教音楽之節博士、(e)能本・謡本・浄瑠璃本、(f)平曲譜本、(g)近世仮名遣書・語学書、の各領域に関わるアクセント史に関わる先行研究をリスト化し再整理を行うことにある。作業に当たっては2つの大きな方針を立てた。1つめは『日本語アクセント史総合資料 研究編』における文献資料紹介に、出版に際して記載できてなかった諸本、および出版以後に新たに発見された諸本を加える方針である。2つめは金田一春彦1974『国語アクセントの史的研究 原理と方法』塙書房、第二章第三節「アクセント史資料としての過去の文献」に記載される文献資料のうち、総合資料に含めなかったものの拾い出し、および1974年以降に発見された文献資料の拾い出しである。
なお、2022年度は雑誌論文を主として作業の対象とすることとなった。リストはエクセルにまとめ、アクセント史研究に有用なタグを複数付けることで、再整理の効率的に行えるようにする。今年度は作業の大きな方針を決定し、仮入力を進めながら問題の所在を確認しつつある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

長期にわたる研究史はかなり入り組んでおり、作業方針および作業分担を決定するまでに時間がかかったため。

Strategy for Future Research Activity

研究分担者がそれぞれ参考文献のリスト化および新たな文献資料の発掘を進める。その後、文献によるアクセント史研究の成果を日本語史・方言研究に開くために、トピックスごとに学史の記述を始める。

Causes of Carryover

研究代表者の体調不良につき、計画通り研究遂行できず、次年度回復したら再開するため。

  • Research Products

    (6 results)

All 2022

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] 文献による助動詞アクセント研究覚書2022

    • Author(s)
      上野和昭
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,15-28

  • [Journal Article] 因空自筆本『朗詠要抄』博士譜に反映する体系変化前のアクセント2022

    • Author(s)
      加藤大鶴
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,1-36

  • [Journal Article] 長唄《鷺娘》の旋律にみるアクセント ―― 一節切譜と三味線譜から ――2022

    • Author(s)
      坂本清恵
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,1-15

  • [Journal Article] 前尾記念文庫『名語記』の声点―勉誠社刊『名語記』との比較を中心に―2022

    • Author(s)
      佐藤栄作
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,37-56

  • [Journal Article] 清原宣賢自筆『日本書紀抄』における濁音表示2022

    • Author(s)
      鈴木豊
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,59-76

  • [Journal Article] 現代語における副助詞「くらい」のアクセント -日本語諸方言コーパス(COJADS)を用いた分析-2022

    • Author(s)
      山岡華菜子
    • Journal Title

      論集

      Volume: - Pages: 17,95-109

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi