2022 Fiscal Year Research-status Report
外国人家事支援人材に対する持続的な日本語学習支援モデルの構築
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22K00677
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
今西 利之 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (50332888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 史央 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (70340437)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 外国人家事支援人材 / 専門日本語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
政府が進める「特区における家事支援人材の受入れ」に資するため、外国人家事支援人材への効果的、かつ持続可能な日外国人家事支援人材に対する日本語教育支援プログラムの開発に向けて、その前提として、渡日前、及び渡日後のそれぞれの段階での就業前研修の実態調査(研修の具体的な時間数や内容、体制等)、適合事業者や外国人家事支援人材自身に過度の負担とならない現実的な日本語教育を実施することを念頭とした就業前研修における日本語教育の実施のための学習条件調査の調査項目を検討し、現地調査に向けた基礎資料を作成した。 また、これまでの一連の研究において提示してきた「外国人家事支援人材に対する日本語教育シラバス」及び「外国人家事支援人材への日本語学習支援のためのニーズ調査」等をもとに、就業前研修の中で行う日本語教育カリキュラムの策定や就業前研修で使用することを想定した日本語教育用の教材・教具等(Web上に公開する動画等も含む)の開発のための各種資料や素材を収集した。 さらに、Web上での教材公開を念頭に、オンライン上で公開されているさまざまな語学教育・学習用コンテンツの閲覧を行い、教材作成者、教材利用者の双方にとって使用が容易であり、かつ学習効果の高く継続的に使用できるプラットホームについて検討するための資料を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍が終息に向かい、これにともなった外国人家事支援人材の入国が再開され始めたが、その結果、研究協力をお願いしている外国人家事支援人材の受入れ企業がこれまで止まっていた受入れ業務を一度に再開することとなったため業務多忙となった。これにより、国内での最低限の本研究への協力は得られたものの、より突っ込んだ協力を得られない状況となった。また、海外渡航による、外国人家事支援人材の入国前の日本語研修等の調査も見合わせざるを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の終息を踏まえ、外国人家事支援人材の受け入れ企業での対面調査及び、海外に赴いての調査を本格的に行うとともに、これまでに得られたデータや文字資料、教材用の素材等を基にしつつ、就業前研修の中で行う日本語教育カリキュラムの策定や就業前研修で使用することを想定した日本語教育用の教材・教具等(Web上に公開する動画等も含む)の開発を加速させる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による国内での不要不急の移動の自粛、及び海外渡航の見合わせ、またコロナ禍の終息後も研究協力をお願いしている企業の業務過多により、今年度予定していた国内外での実地調査、インタビュー調査を行えなかったことにより、旅費の執行ができなかった。また、研究の進行が遅れており、その結果、物品費、人件費等の執行も予定通りできなかった。 次年度は、コロナ禍の終息を踏まえ、可能な限り実施調査、インタビュー調査、協力企業との各種打ち合わせや学会出席、研究発表等を行うこと(旅費の使用)に加え、教材作成のための機器類の購入(物品費の使用)や技術支援(謝金の使用)等を行う予定である。
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