2023 Fiscal Year Research-status Report
日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの構築とその応用
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22K00710
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
張 恒悦 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 招へい研究員 (70411171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 慎吾 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (20513360)
中田 聡美 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (80783183)
古川 裕 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (90219105)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 中間言語 / 中国語誤用 / コーパス / 日本語母語話者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の成果を海外の研究者と共有し、異なる立場からのアドバイスを受けるために、張恒悦代表と古川裕研究分担者は、上海同済大学で開催された「第7回中国語中間言語コーパスの構築・応用国際研究会」に参加し、共同で研究発表を行いました。(「日本の中国語中間言語コーパスの構築と探索」張恒悦・古川裕、2023年4月1日)。同名の論文はこの研究会の論文集に選ばれ、現在同済大学出版社より印刷中です。 また、本研究における語彙や品詞の分類処理に関する問題解決を目的に、研究チームは、「日本語母語話者の中国語中間言語コーパス構築における語彙問題を考える」をテーマにしたワークショップを(2024年1月27日)開催しました。研究協力者(徐勤・李筱)による報告のほか、張恒悦は「離合詞の認知構造に見る現代中国語語彙の特徴――単語分割と品詞分類の基準への検討も兼ねて」を題材に研究発表を行いました。 そのほか、本研究を進行中に気づいた問題点を、「”了1”と”了2”の相違説明に用いられる例文ーー”我吃了飯了”を中心に」というテーマで、中国語教育学会のワークショップで発表しました。(中国語教育文法を考えるワークショップ、2024年2月17日、大阪府立大学) さらに、本研究において人工知能の活用可能性を探るため、張恒悦代表は中田聡美研究分担者と共同で研究調査し、「中国語学習者のChatGPT活用に関する意識調査:日本の4大学の学生を対象に」(張恒悦・中田聡美)という論文を発表しました(「神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター論集(20)pp37-51, 2024年3月」)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
代表者の所属変更に伴い、研究協力者の変動も発生していますが、プロジェクトは概ね順調に進められています。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、以下の5つの点を挙げます。1)語彙の分割・分類に関するタグ付作業を加速します。2)学習者の個人データバンクを作成可能性を検討します。3)人工知能の活用可能性を検討します。4)国内外の研究会に参加し、多くの専門家と意見交換を行い、より良いコーパスの開発方法を吸収します。5)オンライン公開の準備を進めます。
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Causes of Carryover |
研究代表張恒悦が4月から早稲田大学への所属変更があったため、2月以降、研究協力者によるデータ処理作業は計画より大幅に短縮されました。その結果、次年度の使用額が生じました。この次年度の使用額については、主に人件費と備品の購入に充てられる予定です。
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Research Products
(4 results)