2023 Fiscal Year Research-status Report
Study of the global spread of English: Focusing on the short- and medium-term diffusion processes
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22K00726
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
寺沢 拓敬 関西学院大学, 社会学部, 准教授 (80772706)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 英語拡散 / 国際語としての英語 / 英語教育政策 / アジア / 二次分析 / 社会調査 / 社会階層 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の予定では、質問紙社会調査を行う予定であったが、調査実施のタイミング(新型コロナの社会的影響,他国調査との調整)を考慮して延期をすることにした。そのため、本年度は文献調査および二次分析を中心に研究を行った。具体的には、以下のとおりである。 まず、英語拡散の検討の基礎情報とするために、既存の調査データを二次分析し、アジア29カ国の英語と社会の関係について検討した。 アジア29地域を対象とした国際調査データを分析し,各国における,英語力と社会階層の関係を明らかにした。そのうえで,29カ国をいくつかのパターン(例,「英語と社会階層の結びつき:大 vs. 小」「世代的変動:大 vs 小」)に分類した。本研究の成果は,実証研究論文として国際誌に投稿済みであり,24年度中に公開予定である。 同様に,アジア各国の英語教育政策に関する文献を調査し、英語が学校教育を通じてどのように各国に浸透しているかを検討した。具体的には,アジア(正確には,東・東南・南・中央アジア)各国の英語教育政策の先行研究を渉猟し,各地域における英語の社会的位置づけを検討した。同時に,政策だけではなく,各国をフィールドにした言語社会学・言語経済学の研究も検討し,英語の社会的な位置づけを,とくに日本の状況と対照することで比較検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
23年度,最適な調査タイミングの都合上,質問紙社会調査の実施を延期した。文献調査およびそれをベースにした事例研究は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
質問紙社会調査の24年度中の実施が可能かを,日本国内だけでなく他国の状況を考慮しながら検討する。文献調査・事例研究は,予定通り進める。
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Causes of Carryover |
比較的規模の大きい質問紙社会調査を予定していたが,最適な調査タイミングを総合的に考慮し,延期したため,次年度使用額が生じた。本予算は,当初の予定通り,調査を遂行するために利用する予定である。
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