• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Research-status Report

Investigation on Building the Support System for Autonomous English Learning Organization among Engineering Colleges in Rural Areas

Research Project

Project/Area Number 22K00765
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

川崎 典子  宮崎大学, 工学部, 准教授 (00775801)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小野 真嗣  室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (10369902)
久保 比呂美  北見工業大学, 工学部, 講師 (90891979)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords自律英語学習 / 英語学習不安感 / 学習ビリーフ / 学習プラットホーム / 工学系大学
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、工学系大学3大学による3年間の協働事業で、自律的な英語学習者の工学系学生が集う正課外活動の中に学びの共同体を育て、共同体の活動空間を使って自律学習に向かう学生を3大学の学生・教員で支援するオンライン上の学習プラットホームを構築することにある。学習支援機関のない地方大学では希少ゆえに消散しやすい自律学習者が集まる正課外活動を設け、学習者の意識・行動観察を通して、学生を取り巻く環境等の学習動機の変動性を考慮した情意面・行動面の実態を把握しながら、工学系学生が持つ英語学習の楽しさ(学習の継続性)の要因と、学生同士が互いに影響し合う伝播径路を解明する。
1年目の2022年度には、自律学習グループのコアメンバーとなれる学生を集め、昼休みの英会話活動などの正課外活動への参加状況を彼らを中心に行動観察し、各学生への半構造化インタビューと英語力と人間力・社会性を測る各種テストを行った。さらには、共同研究先の2大学の学生とのオンライン交流を複数回実施し、行動観察を行った。それにより、昼休みの英会話活動などの正課外活動への参加を通して感じる変化や学習動機の一片を把握することができた。また、学生と共に自律英語学習につながる正課外活動の在り方を考えるため、他大学を訪問して先行事例の収集も行った。さらには、学生グループとの協議を繰り返しながら、工学部学生のための正課外活動の在り方について意見交換してきた。それらと並行して、学部1~2年生を対象とした英語学習不安感と学習ビリーフに関する初年度調査および結果分析を実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

自律学習グループの育成のために、可能な限り集合研修や対面協議を計画したが、コロナ対策と複数コースにまたがる学生の学業スケジュール調整に苦慮し、全員でのミーティングが思うように持てなかった。その結果、学習グループの構築に時間を要し、グループの主体的な企画に基づく3大学合同の活動を実施することができなかった。
また、英語学習不安感と学習ビリーフに関する学生調査の実施が一部後期にずれ込んでしまい、年度末から翌年度にかけて結果分析を実施することになった。後期に実施となった原因は、研究者間の質問項目の検討、倫理審査、対象学年の調査時期の選定に当初の計画以上に時間を使うことになってしまったことにある。

Strategy for Future Research Activity

英語学習不安感と学習ビリーフに関する学生調査の結果分析を基に、共同研究先の2大学とも比較分析しながら、工学系学生の実態を考察する。
自律学習グループの主体性を伸ばし、グループによって3大学合同の活動を企画し、交流を通してオンライン上の学習プラットホームを試行する。プラットホームに集まる学生へのアンケート、行動観察、フォーカスグループインタビューを実施し、工学系学生が持つ英語学習の楽しさ(学習の継続性)の要因と、学生同士が互いに影響し合う伝播径路を解明していく。

Causes of Carryover

感染症対策によって、学習グループのコアメンバーとなる学生を対象とした集合研修が実施できずに個別研修での対応としたため、研修に係る旅費の支出が計画額よりも削減された。また、共同研究者の業務量の増加による多忙化によって学会参加が予定通りに行われなかったため、学会参加に係る旅費の支出も削減された。学生の集合研修と研究者の学会発表は次年度に予定するため、繰越額を用いて円滑に実施する。また、物品費で計画していた音声データの記録については各研究者が持っていた記録機器で代用し、アンケート調査の分析については学内分析機関を用いて対応するなど、大幅に倹約することでができた。2年目以降については、インタビューデータの文字起こしと回析が必要となると思われるため、分析作業における機器の購入や外部機関の利用が必要となる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 「VR 英会話プログラム」パイロットスタディの実践報告2022

    • Author(s)
      川崎 典子
    • Journal Title

      宮崎大学工学部紀要No.51

      Volume: 51 Pages: 147-152

    • Open Access
  • [Presentation] A Preparatory Study on Trial of VR English Chat2022

    • Author(s)
      Noriko Kawasaki
    • Organizer
      日本自律学習学会JASAL 2022年次大会
  • [Presentation] 工学部学生対象のオンライン協働学習の試行に関する検証2022

    • Author(s)
      川崎 典子
    • Organizer
      第50回九州英語教育学会佐賀研究大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi