2022 Fiscal Year Research-status Report
海外留学における学習者の英語コミュニケーションに着目した混合型事例研究
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22K00773
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Research Institution | Seisen University. |
Principal Investigator |
岡田 靖子 清泉女子大学, 文学部, 非常勤講師 (40364830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤海 崇文 流通経済大学, 社会学部, 准教授 (60763349)
伊藤 武彦 和光大学, 現代人間学部, 教授 (60176344)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 海外留学 / 英語学習者 / 異文化コミュニケーション / 異文化適応 / 逆カルチャーショック / 動機づけ / 事例研究 / 混合研究法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、海外留学場面における高校生のコミュニケーション意欲や異文化適応などの情意要因と言語発達の変容を捉えるため、インタビュー調査や質問紙調査、言語テストを実施することを目的としている。 本年度は予備調査として、すでに留学している高校生1名への調査を継続した。調査内容は、(1)留学中の本人およびホスト校教員、ホストファミリーへのオンラインインタビューと帰国後の本人への対面インタビュー(2)異文化適応感や英語でのコミュニケーションに対する意欲(Willingness to Communicate:WTC)、逆カルチャーショックについての質問紙調査、(3)4技能英語テストの実施、であった。インタビューデータは音声をテキスト化し、質問紙調査の回答はデータシートへの入力を完了した。高校生の異文化適応感がどのように変化しているのかを検討した。 さらに本調査を開始した。研究参加者のリクルートは都内私立高校の海外留学説明会で行った。その結果、生徒4名が参加することになった。予備調査と同様の手順でデータ収集を開始した。出発前に参加者に対しオンラインによるインタビューを行った。また、4技能英語テストを実施し、言語能力を測定した。留学中は生徒本人とホスト校関係者、ホストファミリーへのインタビューをオンラインで実施し、音声データはテキスト化した。生徒への質問紙調査では、動機づけやWTC,英語でのコミュニケーションに対する態度、英語でのコミュニケーション不安、コミュニケーション能力、異文化適応感の変化を測定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画していた予備調査と本調査のインタビュー調査や質問紙調査では、順調にデータ収集を行うことができた。しかし、予備調査のテキストデータの分析・考察および先行研究のまとめに予定より時間がかかってしまっていることから、「やや遅れている」と判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は予備調査の分析結果を論文にまとめ、学会で発表し、ジャーナルに投稿することを検討する。予備調査の結果と照らし合わせながら、本調査のインタビューと質問紙調査で収集したデータの分析と考察を進める。
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Causes of Carryover |
インタビューデータの文字起こしを外部委託する予定であったが、研究代表者と分担者の能力の範囲内で作業を進めることができたため、外部委託費用が不要となった。しかし今後、代表者と分担者の能力を超える文字起こしの技能が必要となる場合は、再び外部委託を検討し、その費用を計上する予定である。
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Remarks |
いとうたけひこ研究室 https://www.itotakehiko.com/ いとうたけひこのAcademia.edu https://wako.academia.edu/TakehikoIto
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Research Products
(5 results)