2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of second language pronunciation learning system with a portable ultrasound device
Project/Area Number |
22K00796
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Research Institution | Sapporo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
末光 厚夫 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (20422199)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 超音波画像 / 舌 / 輪郭抽出 |
Outline of Annual Research Achievements |
超音波画像に捉えられた舌や舌骨を定量的に解析すること、および語学学習者へ視覚的にガイドすることを目的として、超音波画像から舌や舌骨の位置(座標)を自動で取得する手法を機械学習をベースとして確立する。そのために、必要となる超音波画像を複数の日本語母語話者より計測した。ポータブルエコーを顎下に当て、安静時および発話時の舌の形状が撮影された画像となる。続いて、機械学習に使用する教師データを作成するために、取得した超音波画像に対して、抽出目標となる舌骨および舌の輪郭にマーカーの付与を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
超音波画像の計測準備が少し遅れたこと、新型コロナウイルス感染症の影響によりスムーズに被験者を集めることができなかったことが当初の予定よりやや遅れている原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
1年目に予定していた「超音波画像から舌の輪郭と舌骨を自動抽出する機能の実装」に取り組みながら、並行して2年目の計画「目標音のための学習者固有の舌位置を予測するモデルの構築」を実施する。そのために、必要に応じて研究補助のバイトを雇用し、研究計画の無駄やボトルネックを見直し、効率化を図って進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
本科研費研究がスタートする前にポータブルエコーを別の予算で購入できたこと、および超音波画像の計測がボランティアによる協力となったことが次年度使用額が生じた理由である。これらの予算は、研究を効率的に進められるよう、研究補助のバイトの雇用や、2台目のポータブルエコーの購入などに使用することを考えている。
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