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2022 Fiscal Year Research-status Report

English Writing Instruction Using Feedback : Focusing on Genre-Based Approach

Research Project

Project/Area Number 22K00804
Research InstitutionRyukoku University

Principal Investigator

長尾 明子  龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60570124)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords訂正フィードバック / L2ライティング / ジャンルベースドアプローチ / 選択体形機能言語学理論
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,ライティング指導法の一環である「訂正フィードバック」を通して,日本人大学生の英語アカデミックライティング能力がどのように変化するかを検証する。
<課題 1>日本人大学生の英語アカテデミックライティンクグ技能を伸ばすのに効果的なライティング指導法とされる,GBA準拠ライティング教授法を導入し,日本の大学・高等学校での英語学習文脈に汎用化できるライティング指導法を構築する。 <課題 1>のデータ分析結果から,英語能力低群と高群ともにエッセーの構成および選択体系機能言語学のテキスト形成的意味の伸びが見られた。さらに,L2ライティングタスクの中のモデル分解分析とフィードバックありの書き直し作業をするタスクが,最も効果的であるという傾向が見られた。
<課題 2>「GBA準拠ライティンクグ教授法」を一定期間通して学習した実験群と統制群を比較し,外国語学習者が言語自体の習熟度をどのように高めるかを検証する。ライティング習熟度の伸びを検証するために,ライティンクグ能力の指標となるメタ認知を測定することに特化した評価基準を開発する。 現在,実験群と統制群のデータ(事前・事後エッセー,事前・事後アンケート,インタビュー)の解析を行っている。事前・事後エッセーはUAMコーパスツールとカラーコーディングにより解析を実施している。
<課題 3>ライティングフィードバック効果に関連する検証は,要因:1事前事後テストの有無,2教員からフィードバックの種類別,3ライティングタスク内容別,4学習者のフィートバックに対する意識の項目について,(a) 外国語学習者と第二言語外国語学習者の比較検 証と(b) 英語能力の高低グループを対象に比較検証する。 <課題 3>に関して,現在該当授業実施とフィードバックに関するアンケートデータを収集している段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度は,以下の研究課題を中心に研究を進めている。<課題 3>ライティングフィードバック効果に関連する検証は,要因:1事前事後テストの有 無,2教員からフィードバックの種類別,3ライティングタスク内容別,4学習者のフィートバックに対する意識の項目について,(a) 外国語学習者と第二言語外国語学習者の比較検 証と(b) 英語能力の高低グループを対象に比較検証する。
L2ライティングフィードバックの種類を理解するために,過去の関連研究論文(約30本)のフィードバック内容の精査,データ収集方法と解析方法をまとめた。さらに,学習者のフィートバックに対する意識の変化を理解するために,L2ライティングフィードバックごとにアンケートを実施した。現在,そのデータの解析を実施している。
<課題 2>「GBA準拠ライティンクグ教授法」を一定期間通して学習した実験群と統制群を比較し,外国語学習者が言語自体の習熟度をどのように高めるかを検証する。<課題 2>に関して,EFL学習者が書いた事前・事後エッセーをUAMコーパスツールとカラーコーディングにより解析を実施している。その結果,経験構成的意味に関して,通常の英語ライティングクラスを経験した英語学習者の方が,reporting verbs の使用が極端に少なかった。さらに,アカデミックライティングの構成の理解も極端に限定的であることがわかった。さらに,半構造化インタビューデータをテーマ分析で解析をしている。その結果,通常の英語ライティングクラス経験者は自身が書いた事前・事後エッセーの比較分析する能力が限定的である傾向が見られた。

Strategy for Future Research Activity

今後も<課題 3>ライティングフィードバック効果に関連する検証を焦点とし研究を進める。
教員からフィードバックの種類別において英語学習者のフィートバックに対する意識がどのように変化するかを明らかにするために,毎フィードバック後にアンケートを実施している。明示的と暗示的訂正フィードバックを使い分け,どちらの訂正フィードバックが英語ライティング書き直し作業の際に効果的であるかを判断している段階である。さらに,過去に英語ライティングフードバックおよび書き直し作業を経験したことのある日本人大学生の英語学習者は限定的あることがわかった。そのため,これらの学習者が英語エッセー書き直し作業を経験する際にどのような困難に直面しているのかを理解するためにアンケートを実施した。このデータの解析を今後は行う予定である。
さらに,英語能力低群と高群でフィートバックや英語ライティング修正タスクに対する意識が異なるかを検証する。現在までに,事前エッセーとそのフィードバックと英語エッセー書き直し作業が終了している。さらに,同様な授業手続きを行い,中間データを収集する予定である。
さらに,セメスター終了後に英語学習者を対象にインタビューデータを実施する予定である。しかし,学習者は, フィードバック内容をエッセーに反映した理由, 直接・非焦点型フィードバックに関する学習効果を振り返ることが重要であるので,フィードバック終了直ぐにプロトコール分析を導入したインタビューを実施する内容に変更をする予定である。

Causes of Carryover

期間中に,もう1本研究論文を執筆しその他(英文校閲費として)を支出する予定であったが,期限までに完了することができなかったため次年度使用額が生じた。現在,該当研究論文を執筆終了しているので,今年度その支出を実行する予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2023 2022 Other

All Int'l Joint Research (1 results) Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 2 results) Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results)

  • [Int'l Joint Research] Adelaide Research Institute(オーストラリア)

    • Country Name
      AUSTRALIA
    • Counterpart Institution
      Adelaide Research Institute
  • [Journal Article] A Genre-based Approach to Teaching Descriptive Report Writing to Japanese EFL University Students2022

    • Author(s)
      Akiko Nagao
    • Journal Title

      Teaching English as a Second or Foreign Language Journal--TESL-EJ

      Volume: 26 Pages: 1-28

    • DOI

      10.55593/ej.26103a13

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] Recent Contributions of the Genre-Based Approach to Teaching Second Language Writing Research2022

    • Author(s)
      Akiko Nagao
    • Journal Title

      The Japan Association of College English Teachers Kansai Journal

      Volume: 24 Pages: 72-95

    • Open Access
  • [Presentation] Integrating the Genre-Based Approach into Teaching Academic Writing in English as a Foreign Language2023

    • Author(s)
      Akiko Nagao
    • Organizer
      57th RELC International Conference
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] A Genre-Based Approach with Systemic Functional Linguistics Framework of L2 Writing for EFL University Students in Japan2022

    • Author(s)
      Akiko Nagao
    • Organizer
      ALANZ/ALAA/ALTAANZ Applied Linguistics Conference 2022
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2023-12-25  

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