2022 Fiscal Year Research-status Report
Building a Bimodal Corpus and Investigating the Productive Skills of Beginner and Intermediate Japanese EFL Learners
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22K00809
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Research Institution | Sasebo National College of Technology |
Principal Investigator |
尾崎 ちひろ 佐世保工業高等専門学校, 基幹教育科, 講師 (90910042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 秀樹 佐世保工業高等専門学校, 基幹教育科, 特任教授 (70270379)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | バイモーダルコーパス / 言語産出モード / 縦断的学習者コーパス / 中間言語の変異性 / 英語の発信技能 / Learner corpus / SLA |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、バイモーダルコーパス構築に向けて、データベースの再設計、データ収集実施手順の再考、予備調査の実施など縦断的データ収集のための計画練り直しと前準備を中心に行った。学習者が産出する言語に影響を与え得る因子の1つとして、「書く」「話す」といった言語産出モードの影響に焦点を当てているが、Alexopoulou et al. (2017)などでは、タスクタイプの影響を受けることも示されている。さらに、平成30年に告示された高等学校学習指導要領では、用いる英文の種類によって、効果的な表現が異なることについて述べられており、テキストタイプの違いから起因する学習者の産出言語を分析することも極めて重要だという考えに至った。以上から、計画の練り直しを行い、言語産出モードとテキストタイプの影響を考慮した、日本人英語学習者の発信技能を概観できるようなバイモーダルコーパスの構築を目指している。 本年度実施した予備調査では、意見文と説明文といった2種類のテキストタイプをCEFR A2レベルの学生30人に書かせてデータを集め分析したところ、説明文で名詞や名詞句の種類や使用頻度が高くなる傾向が観察できた。今後はICT教室などを利用することで、発話データの収集を実施していく予定を立てており、異なるテキストタイプを採集できるような英作文と発話タスクを既に作成している。被験者に取り組ませるタスクの順序効果や指示文の説明に工夫が必要であるが、再度予備調査を実施してコーパス構築に繋げていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定から採集するデータの種類と数を増やし、コーパスの再設計を行ったために遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度行った予備調査の結果を受けて、タスクのデザインや実施手順を見直し、英作文と発話データの回収作業を計画的に進めていく。
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Causes of Carryover |
購入予定だったコーパスデータ同時格納、分析、解析システム一式の旧モデルの販売が終了してしまい、新モデルが20万円以上高くなってしまったので購入を見送った。加えて、コーパスの設計を見直したため、音声の文字起こし作業料や英作文のデータ化などを本年度依頼しなかった。また、新型コロナウイルス対策緩和に伴い、元々予定していなかった国内・国際学会での発表などを検討しているため、そういったことを勘案したことで次年度使用額が生じた。
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