2022 Fiscal Year Research-status Report
e-learningでの英語学習成果に対するモチベーション・自己効力感の影響
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22K00811
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
横山 悟 埼玉大学, 教育機構, 教授 (20451627)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 英語学習 / モチベーション / 自己効力感 / e-learning |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、大規模な縦断調査及びreplication studyを通じて、e-learning環境にて外国語学習を行う場合、その学習成果に対して内発的・外発的モチベーション及び自己効力感はどのような影響を与えるか、について明らかにすることを研究目的とした研究を行う。
方法として、1500人の学生のe-learningデータを用いて、①1500人の一年間の長期データ、②同じ1500人の次年度一年間の長期replicationデータ、③別の学年の1500人の一年間長期replicationデータ、という3種のデータを用いて、影響を及ぼす要因として、内発的モチベーション、外発的モチベーション、自己効力感についてのデータを、e-learningの学習ログデータ、途中で実施される英語習熟度テストデータと合わせて、統計的に分析を行う。
初年度は、申請時点での計画の通り、次年度から実施予定の大規模長期データ収集のための準備を行った。具体的には、使用する内発的・外発的モチベーション及び自己効力感についてのアンケート項目として、研究間での比較及びメタアナリシスに使えることを想定して、海外でのモチベーション研究に使われるMotivated Strategies for Learning Questionnaire (MLSQ, Pintrich & DeGroot 1990)を使用することを確認した。また、最新の先行研究も調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた大規模調査のための準備を終えることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度から大規模なデータ収集が始まるので、そのデータ収集を慎重に行うこと、及びデータが得られ次第、データ解析を行うことを予定している。
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Causes of Carryover |
次年度使用額は生じたが、非常に少額であり、計画としては問題ない状況だと考えている。
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