2023 Fiscal Year Research-status Report
仮想現実を用いた語学学習におけるスピーキング能力向上効果の解明
Project/Area Number |
22K00829
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
高瀬 奈美 静岡大学, 情報学部, 講師 (20705199)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | タスク / スピーキング |
Outline of Annual Research Achievements |
今までの研究結果から、本研究では、オンラインでのやり取りを促進させる情報交換型タスクを採用することとした。本年度ですべての実験を終了することができた。VR群では、英語母語話者、または同等の相手と英語学習者の双方で同種類のHMD (Oculus Quest 2)を 利用し、タスクを行った。非VR群でも、同様のタスクを行った。タスク活動の内容は、自分の住む町や国について好きな場所を選び、VR群はGoogleストリートビューをVR内に取り込んだアプリを利用し、非VR群では、GoogleストリートビューやGoogle Arts & Cultureのサイトを利用しながら紹介した。タスクの難易度は、学習者の習熟度に合っていることを予備実験で確認済みである。今後は、データの整理と分析を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予備実験の結果を踏まえて、本実験を行うことができた。複数人で行うため、予備実験では想定することができなかった技術的な問題が発生したが、環境を整備することで順調に進めることができた。また、実験補助者が実験に参加することによって、実験参加者に操作等の問題で負担が軽減できた。統制群の実験も終了することできたので、順調である。
|
Strategy for Future Research Activity |
本実験で得ることができた動画、音声データを整理、分析する。結果は、学会で発表できるように準備する。
|
Causes of Carryover |
国際学会への参加を予定していたが、日程調整ができなかったため、次年度使用額が生じた。来年度、参加する予定である。
|