2022 Fiscal Year Research-status Report
Conversation analytic study of group orientation in EFL group work
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22K00833
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
増田 将伸 京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (90460998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早野 薫 日本女子大学, 文学部, 准教授 (20647143)
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
黒嶋 智美 玉川大学, ELFセンター, 准教授 (50714002)
横森 大輔 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (90723990)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | グループワーク / 会話分析 / 認識性 / 意見の不一致 / 英語学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はデータの整備に中心的に取り組んだ。収録はしたが書き起こしや分析が進んでいなかったデータについて各自で整備を行い、予備的な分析に着手できた。収録済データと同種の状況でデータを新規収録したり、同種の相互行為事例をまとめてコレクションにする取り組みも進められ、複数事例の比較を通じて分析を進められる環境が徐々に整ってきている。 データの分析を検討するメンバー会合を6回開催し、年度末の会合では各自の2022年度の分析結果を共有して議論を行った。知識や理解の不十分さ、ペア/グループ間での意見の不一致、活動内の発言順番の構造など、授業内活動に付随する要素に指向した学習者のふるまいが複数のデータで確認され、活動の種類や学習者の習熟度が異なる場面を横断して比較・検討を行った。メンバー以外の研究者にデータ提供をしてもらう機会も2回設け、メンバー所有以外のデータを基にして分析の幅を広げることができた。 2022年度の分析結果は英語教育・応用言語学関係の雑誌・学会において論文3本、学会発表3件で発表し、関連研究者と議論することができた。一部メンバーが2023年度のInternational Pragmatics Conferenceで発表予定のデータコレクションと分析の方向性について関西会話分析研究会で多くの相互行為研究者からフィードバックを受けられたことや、フィンランドでの在外研究で現地の研究動向を調査し、現地の関連研究者と交流を深められたことも、2023年度以降に本研究を発展させることにつながる有益な機会となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データの整備と予備的な分析が進められ、多様な種類の授業内活動データについて検討が開始できた。
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Strategy for Future Research Activity |
データの整備・拡張を引き続き進めるとともに、分析結果に基づいてデザインされた教育実践の試行およびその分析を進める。また、メンバーの研究成果を比較・対照して体系的な整理を進める。 国際学会(International Pragmatics ConferenceおよびInternational Conference on Conversation Analysis)に参加(前者では発表)するとともに、関連研究者を招くワークショップを企画して国内外の研究者と議論・交流を深める。
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Causes of Carryover |
2022年度はメンバー内部での議論を優先させ、関連研究者を招く研究会合を2023年度に延期したためにそのための経費を2023年度に繰り越した。また、データの書き起こしを当初予定より効率的に進められたため、そのために計上していた経費を2023年度に繰り越した。これらの繰り越し経費は、関連研究者数名を招いてワークショップ形式で議論する研究会合の開催(2023年度)や、2023年度収録分データの書き起こしに使用する。
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Research Products
(6 results)