2022 Fiscal Year Research-status Report
大宰府史跡出土品の重要文化財指定に向けた保存と活用の為の三次元データベースの構築
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22K01027
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Research Institution | Kyushu Historical Museum |
Principal Investigator |
進村 真之 九州歴史資料館, 埋蔵文化財調査室, 研究員(移行) (90592709)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 考古学 / 博物館学 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、本研究の初年度であり、研究のために必要なパソコンやカメラなどの機材の準備・調整及び基礎研究のための期間とした。研究に必要な物品等を購入し、取得した三次元データの整え方や断面図作成などの加工方法の習得に努めた。 研究の対象となる大宰府史跡出土品に関しては軒丸瓦、軒平瓦、文字が刻印された瓦などの瓦類を中心に継続して、写真データの取得に努め、専用ソフトによる三次元化の作業を行った。また、大野城跡の門礎など、大宰府史跡出土品以外の大宰府史跡に関連するものに関しても、写真データも取得も行い、三次元化を進めた。具体的な作業としては、一つの対象物に対して、あらゆる角度から50枚程度の写真を撮影を行う。その際に写っていない部分があれば、そこが三次元データ上の穴になってしまうため、対象物をまんべんなく撮影する必要がある。撮影したデータはAGISOFT社製のMetaShapeを用いて、三次元化を行っている。この場合に写真の撮影および、撮影データを解析する際に長時間を必要とする点が課題となった。そのため、Apple社製のiPadに搭載されているLiDAR機能を用いての三次元データ取得も並行して試行しているところである。この方法が軌道に乗れば、三次元化データを写真撮影による方法よりも、かなり短時間で得ることが可能となる。なお、三次元化ソフトや点群データ加工ソフトなど使用方法がかなり煩雑であるため、専門家にアドバイスを受けながら、加工技術の向上に励んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、研究を推進していく。
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Causes of Carryover |
当該年度は新型コロナウイルスの影響により、県外調査の自粛が求められたため、計画と使用額にの差が生じた。次年度はエフォートを上げ、積極的に県外の調査を行っていく。
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