2023 Fiscal Year Research-status Report
「ベトナム-極東アジア経済中心」間の移動動態と共同態創出の都市人類学
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22K01085
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Research Institution | Keiwa College |
Principal Investigator |
長坂 康代 敬和学園大学, 人文学部, 准教授 (00639099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAVELIEV IGOR 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (60313491)
和崎 春日 京都精華大学, その他の部局, 京都精華大学特別研究員 (40230940)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ベトナム / 労働移動 / 交流 / 少数民族 / 移民 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内外のインフォーマントの協力を得て、精力的に調査を遂行した。 4/1~4/7長坂は、本研究の打ち合わせ、名古屋在住および名古屋近郊ベトナム人(少数民族の大学生・日本語学校生、社会人定住者)調査、5/3~5/6名古屋および界隈にてベトナム人調査、5/19~5/22は、名古屋在住ベトナム人へのインタビュー調査および京都にて研究打ち合わせを行った。7/31~8/18名古屋(大須商店街)、ベトナムに行き、ハノイ国家大学開発研究院、人文社会大学、ハノイ貿易大学、マレーシアに行き、マレーシア国際イスラム大学を訪問し、ベトナム人ムスリムの移動についても調査を行った。8/2~8/9は、長坂と和崎が共同で、1.ベトナム国家大学ハノイ人文社会大学とハノイ貿易大学VJCC にて、ベトナムと日中韓台露との関係資料を収集調査、2.ハノイ市タヒエン地区にて、アジア・アフリカの外国人との交流状況調査、3.ハノイ近郊ニンビンにて、歴史遺産と外国人観光客の流入による交流の調査を実施した。 8/20には、ベルギーで開催の国際学会European Association for Japanese Studiesにて、長坂とサヴェリエフ2名が本研究に関する発表を行った。 10/26は、東京都内にて出版社を訪問して業績の発表について計画し、大学にて資料収集を行った。 2/28~3/17は、ハノイにてベトナム開発学院、ベトナム国会大学ハノイ人文社会大学を訪問して本研究に関する資料収集や打ち合わせを行ったほか、名古屋在住ベトナム人(大学生)の出身地を訪問して調査を遂行した。また、同名古屋在住ベトナム人へのインタビュー調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度に引き続き、国内でのベトナム人(主に名古屋圏)の動向調査およびハノイを中心とするベトナム北部でフィールドワーク調査を遂行している。2023年度は、ハノイのモスク(イスラーム宗教施設)調査から、マレーシアでのベトナム人ムスリム調査に展開して遂行した。しかし、ロシアへの渡航が難しいため文献調査に頼らざるを得ない。
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Strategy for Future Research Activity |
最終の2024年度は、引き続きベトナム少数民族の労働移動の起源の村(バックザン省・ナムディン省)を訪問し、その交流関係のフィールドワーク調査を行う。また、日本に労働輸出している村(ハイズオン省)を訪問し、韓国・台湾・中国への労働輸出との比較研究を行う。 そして、ハノイ市内においては、日本との観光を含めた交流の動態を調査し、送出し拠点や日本語学校でも調査を行う。 年度の最終には、学会誌での口頭発表や論文での報告を行いたい。
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Causes of Carryover |
ロシアへの渡航ができなかったので、計上していた海外旅費分を使用しなかったため。
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Research Products
(2 results)