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2023 Fiscal Year Research-status Report

緊急事態とデモクラシーーポストコロナの政治理論

Research Project

Project/Area Number 22K01310
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

杉田 敦  法政大学, 法学部, 教授 (30154470)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松尾 隆佑  宮崎大学, 教育学部, 准教授 (20873326)
鵜飼 健史  西南学院大学, 法学部, 教授 (60705820)
谷本 純一  福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (60713427)
中野 勝郎  法政大学, 法学部, 教授 (70212090)
川崎 修  立教大学, 法学部, 特別専任教授 (80143353)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywordsデモクラシー / セキュリティ / シティズンシップ / リテラシー / 平和
Outline of Annual Research Achievements

期間内に、代表者及び各分担者において、個別に課題についての分析を行なった。併せて、適宜、分担者間で研究打ち合わせを行い、共同研究の方向性について確認し続けた。代表者はこれまでの研究の成果として著書『自由とセキュリティ』を執筆し、すでに校了となっている(2024年5月刊行予定)。これは本研究テーマの全体の方向性を示すものとなっている。それ以外にも分担者である谷本・松尾・鵜飼がそれぞれ、本研究テーマと密接に関係する論文等を公表している。このように、本研究はすでにその研究成果の一部を公表する段階に入っており、研究成果は順調に積み上げられている。そこで明らかになった知見の一端は、デモクラシーは社会のセキュリティの向上にとって重要な要素の一つであるが、逆にデモクラシーが暴走した場合にはセキュリティがかえって阻害される可能性があること。また、セキュリティの過度の追求が社会に分断を持ち込む可能性があることなどである。こうした知見が確認されつつある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

上記の通り、すでに本研究では、個別の研究者による研究に加え、共同研究が順調に進行しており、さらにはその成果の一部が公表される段階に入っている。

Strategy for Future Research Activity

2024年には、共同研究の取りまとめをさらに進めるため、夏季の研究合宿などを通じて、さらなる分析・討議を進めていきたい。そして、その成果の上に立って、最終的な分析の取りまとめを行う。

Causes of Carryover

新型コロナは収束したものの、円安や石油価格上昇のため、海外出張は困難な状況にある。次年度、必要に応じて海外出張を実施することにより、この費用を使用する予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2023

All Journal Article (5 results) (of which Peer Reviewed: 2 results)

  • [Journal Article] 倫理的消費はリベラル・デモクラシーのデモクラシーの脅威か?2023

    • Author(s)
      松尾隆佑
    • Journal Title

      社会と倫理

      Volume: 38 Pages: 65-74

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 日常生活における政治リテラシー2023

    • Author(s)
      松尾隆佑
    • Journal Title

      年報政治学

      Volume: 2 Pages: 38-59

  • [Journal Article] 近代政治における人種主義と境界線2023

    • Author(s)
      谷本純一
    • Journal Title

      福岡教育大学紀要

      Volume: 73-2 Pages: 27-43

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] マルクス「一八世紀の秘密外交史」:「何度目かの茶番」としてのウクライナ戦争2023

    • Author(s)
      谷本純一
    • Journal Title

      季報・唯物論研究

      Volume: 164 Pages: 95-99

  • [Journal Article] 補完代替医療からみた健全なデモクラシー2023

    • Author(s)
      鵜飼健史
    • Journal Title

      西南学院大学法学論集

      Volume: 56-3 Pages: 1-25

URL: 

Published: 2024-12-25  

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