2022 Fiscal Year Research-status Report
From Electoral Authoritarianism to Electoral Democracy: The Turkish Case
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22K01324
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
間 寧 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター, 主任研究員 (70401429)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | authoritarianism |
Outline of Annual Research Achievements |
競争的権威主義が崩壊過程にあるトルコを事例に、(1)競争的権威主義政権がなぜ選挙勝利が見込めない状況に陥るのか、(2)政権交代が予想される次期国政選挙で、政党基盤再編が起きるのか、(3)政党基盤再編は安定的政権をもたらすのかを、マクロデータと世論調査データを用いて分析するという本研究の目的に従い、イスタンブルのKoc UniversityのAli Carkoglu教授との共同作業で、2023年に予定されている大統領・国会同時選挙についての3時点パネル世論調査を計画し、準備を進めた。 トルコでの調査に関しては、10月に3年ぶりの現地調査を2週間にわたって行った。そして一党優位制与党の支持基盤地域(サムスン、チョルムなど)でも与党への支持が経済的理由で落ち込んでいること、与党の選挙準備活動も低調であることを確認した。 競争的権威主義の崩壊過程について現状分析を行った2本の原稿が、IDEスクエアに掲載された。また競争的権威主義下で司法府が独立性を維持しようとする試みについての論文がTurkish Studiesに掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3時点パネル世論調査のうち、2時点までの準備は、予定通りに進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
3時点パネル世論調査のうち、第3時点の内容を確定する。
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Causes of Carryover |
アンケート調査支出の時期が次年度にずれ込んだため。
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Research Products
(3 results)