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2022 Fiscal Year Research-status Report

Collection of historical materials on Japanese intelligence after the World War II

Research Project

Project/Area Number 22K01341
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

小谷 賢  日本大学, 危機管理学部, 教授 (00780537)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords戦後日本政治史 / インテリジェンス / 安全保障 / 外交史 / 資料収集
Outline of Annual Research Achievements

本研究は戦後日本のインテリジェンス(情報)史に関わる基礎資料収集と基礎研究を主眼としている。これまで同分野では公文書や回想録等の資料は全く整備されていない。他方、最近になって日本国内に元実務家による記録や公文書が私蔵されていることが判明した。本研究の目的はこれらの貴重な一次資料を体系的に収集して目録を作成、さらには内容をすべてデジタル化して、世界中の研究者からのアクセスを可能にし、将来的にはこれら資料に基づいた実証的な学術研究を行っていくことである。
令和4年度には2019年に他界された元内閣情報調査室職員の志垣民郎氏と、2021年に他界されたジャーナリスト、吉原公一郎氏の自宅での資料調査、並びに資料の持ち出しを行った。志垣氏は元文部官僚であったが、内調に片道切符で出向してから定年まで多くの記録を残し、部内の文書も自宅に保管していた。氏の資料は、1960~70年代を中心に幹部として関わった広汎な業務の公文書と、本人の日記から成る。
吉原氏は1978年に内閣情報調査室に関する著作『謀略列島』を発表しているが、これは部内からの流出情報を基に執筆されており、その資料が自宅に大量に残されていることが判明している。令和4年度には、両者の自宅を訪問し、ご遺族の了承を得て、資料を借り出すことができた。今後は資料の精査、並びに劣化が激しいことから資料のデジタル化を進め、この分野の研究を進めていくことにある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

資料を持ち出す所までは予定通りだが、デジタル化のための目録作成、さらにはデジタル化の作業の所で遅れが発生している。スキャナーを購入し、自らデジタル化の作業を行う計画であったが、テクニカルな部分で困難が生じているため、専門の業者に依頼することになった。業者の選定や打ち合わせ等で時間を取られたことが原因であるが、概ね令和5年度の夏を目途にデジタル化の作業を行ってもらう計画となっている。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度中に業者を選定し、打ち合わせを済ませているので、令和5年度は科研費を原資として、デジタル化の作業を進める予定となっている。

Causes of Carryover

令和4年度中に資料のデジタル化作業を行う予定であったが、それがやや遅れているため、令和5年度にデジタル化のための費用を持ち越した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Book (1 results)

  • [Book] 日本インテリジェンス史2022

    • Author(s)
      小谷 賢
    • Total Pages
      296
    • Publisher
      中央公論新社
    • ISBN
      978-4121027108

URL: 

Published: 2023-12-25  

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