2023 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of policy impact on fertility behaviour during public health crisis: panel data analysis
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22K01473
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松島 みどり 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20634520)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 保健医療政策 / 心身の健康 / 短期的影響 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で実施する分析として、①コロナ危機と出産の意思決定,②妊娠控えが今後の出生行動に与える影響,③危機下での妊娠・出産経験が次子出産希望に与える影響,を計画していた。2022~2023年度は特に、①②に着目して論文執筆、学会報告、公表を試みた。 ①については、コロナ危機において約2割の既婚女性において妊娠控えが発生していたこと、それらが所得の減少、雇用不安、将来への家計不安による影響であることが確認された(Matsushima et al.(2023)Impact of the COVID-19 pandemic on pregnancy postponement – evidence from Japan COVID-19; Journal of Biosocial Science.55(5):908-920.))。加えて、妊娠延期の決定と、重度の心理的苦痛やコロナ禍以降に発生した孤独感、自殺念慮が強く関連していることが明らかとなった(Matsushima, M.et al. (2023)Married women’s decision to delay childbearing, and loneliness, severe psychological distress, and suicidal ideation under crisis: online survey data analysis from 2020 to 2021. BMC Public Health 23, 1642)。②については、危機下での出産経験自体が次子希望に影響を与えているというよりも、社会的なつながりがあることが特に第2子以上の挙児希望に影響をしていることが分析結果から分かってきたところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調である。パートナーについての分析についての学会報告をしていないことから、今年度の報告を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
論文執筆と発表は調査実施年から1年以内に終えることを目標として,政策提言と実施への貢献を目指す。
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Causes of Carryover |
学会参加費と旅費が予定より高額になるなどしたため、追加予算申請を行った。それらが多少次年度に繰り越されることとなったが、論文校閲費等で使用予定である。
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Research Products
(5 results)