2022 Fiscal Year Research-status Report
日系中小製造企業の成長ダイナミズムに関する研究―国際化と競争優位の源泉
Project/Area Number |
22K01652
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Research Institution | Takasaki City University of Economics |
Principal Investigator |
清水 さゆり 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (70445873)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 中小企業 / 成長戦略 / 競争優位 / ストラテジック・インテント / 国際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本経済と産業における中小企業の重要性とますます進展する中小企業の海外展開を踏まえて、中小製造企業を分析対象として、中小製造企業の国際化を通じた成長戦略と競争優位の源泉およびそのダイナミズムを詳解することが本研究課題の目的である。 令和4年度(研究期間初年度)は、国際経営論、中小企業論等の関連分野の先行研究を渉猟して、分析フレームワークの構築を試みた。また、日系中小製造企業の国際化の現状を明らかにするために、マレーシア(ペナンおよびクアラルンプール)にて、日系大企業、日系中小企業、現地コンサルティング企業等へ聞き取り調査を実施した。コロナ禍にあって、現地でのビジネス環境が絶えず変化するとともに日本本社とのコミュニケーションが従前と比較して困難な状況下、海外子会社および駐在員の迅速かつ一定程度自立的な意思決定と行動がビジネスの継続ないしは成長に影響を及ぼしたのではないかという仮定を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究を検討し、本研究課題を解明するための分析フレームワークについて検討を進めて来たものの、コロナ禍にあって国内外の調査が計画通りに進められなかった。次年度は、国内外における聞き取り調査をより積極的に実施することによって、研究課題の解明に努める。
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Strategy for Future Research Activity |
長期休業期間を利用して、国内外の企業や関係機関等を訪問し聞き取り調査を行う予定である。その際、前年度の聞き取り調査内容から得られた知見を踏まえて、その仮定の確からしさを確認したい。また、具体的な実態把握に努めるとともに、学会や論文等で研究成果の報告を行う予定である。
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Causes of Carryover |
海外への聞き取り調査、国内外の関係機関への聞き取り調査を予定していたが、COVID-19の影響もあり、計画通りに実施できなかった。 今年度は、国内外の企業及び関係機関への聞き取り調査を積極的に実施する予定である。また、適切なデータや資料等を購入する予定である。
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Research Products
(3 results)