2023 Fiscal Year Research-status Report
A survey on the essential issues of innovation strategies that change with the synchronization between internationalization and inter-industrization of intellectual property
Project/Area Number |
22K01702
|
Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
内田 康郎 兵庫県立大学, 社会科学研究科, 教授 (90303205)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
Keywords | 業際化 / 知財 / IPRポリシー / 国際ビジネス / 国際標準 / 競争戦略 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究テーマから昨年度はこれまでの研究内容を取りまとめるべく活動を続けた。その結果、①「ケース 堀場製作所の成長戦略:社是と持続的成長の関係性」、②『生まれ変わる日本 : 多様性が活きる社会へ』(共編著)、③『Transformation of Japanese Multinational Enterprises and Business: The 50th Anniversary of the Japan Academy of Multinational Enterprises』(共編著)をそれぞれ出版した。 ①は、本研究のテーマであるグローバル競争戦略の概念について、自説の有効性を検証する目的で作成され、同社のグローバルマトリクス組織と競争優位の関係性について考察した。②については、異文化経営学会会長の馬越氏とともに全13章から構成され、自身は本研究課題でもある「異業種連携に基づくイノベーション―普及のためのビジネスモデル」を執筆した。本研究テーマのキー概念となるイノベーションの「国際化と業際化の同期化」を論述した。また、③については、国際ビジネス研究の分野において世界的に評価の高い京都大学教授の牧野成史氏らとともに全11章をとりまとめ、自身は「The Meaning of Change in International Business Strategies: A Case of Toyota Motor Corporation」を執筆した。これも、本研究テーマのキー概念のひとつである「国際ビジネスの業際化」について、トヨタ自動車の事例を異業種連携について論述した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
来年度に予定していた単著『業際化時代の競争戦略』を執筆中であり、今年度中に出版できる見込みとなっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度中に単著を出版させることができれば、それをもとに各方面からの助言を受けることが可能となり、それらを通じた研究の推進を期待している。
|
Causes of Carryover |
次年度には単著を出版することを予定している。そのための費用(印刷費等)を捻出するため、次年度へ配分することにしたものである。
|