2022 Fiscal Year Research-status Report
新興工業経済地域における生産ネットワークの進化とロジスティクスの高度化
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22K01776
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
伊藤 秀和 関西学院大学, 商学部, 教授 (30368451)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 自動車産業 / 部品調達 / 生産ネットワーク / ロジスティクス / 在庫管理 / 新興工業経済地域 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、新興工業経済地域における地場企業の納入物流に対するロジスティクスの高度化が地域経済の発展に寄与するのか、あるいは、その未成熟が発展を阻害するのかを明らかにすることである。 具体的には、日系企業とそれ以外の多国籍企業で新興工業経済地域におけるグローバル生産ネットワークに違いはあるのか、グローバル生産ネットワークの構築・発展にロジスティクスの高度化はどれほど貢献しているのか、各国・各地域の産業・貿易政策はロジスティクスの高度化に寄与しているのか、の主に3点について定量的な分析を行う。 本年度は、自動車産業ポータルMARKLINESが提供する「情報プラットフォーム」の(比較的日系企業について偏りが見られるが)部品サプライヤー情報を基に、各自動車組立メーカーのグローバル・サプライチェーンに関するデータベースを作成し、併せて部品サプライヤーの工場別の生産部品およびその数量や関連物流企業等に関する情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響から、2020年度に予定していたフランス・パリでの国際共同研究を2022年度前半に行った。また、2019年度採択の科研費研究課題も、同理由により、ヒアリング・現地調査を延期せざるを得ない状態が続いていた。上記の課題を優先させたため、本研究課題にさける時間が限定的であった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に実施した自動車組立メーカーのグローバル・サプライチェーンに関するデータベースの構築をさらに進め、組立メーカー別・生産拠点別の生産ネットワークに関する予備的分析を行う。
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Causes of Carryover |
2022年度は、主に自動車産業ポータルMARKLINESが提供する「情報プラットフォーム」の部品サプライヤー情報を利用したが、当該情報の利用料は2019年度採択の科研費研究課題から支出を行っており、当該課題を延長したことから、本研究課題からの支出は発生しなかった。 2023年度は、上記の通りデータベースの構築を進め、生産ネットワークに関する予備的分析を行うためのパソコンを購入し、また共同研究者との研究打合せのための旅費として、主に科研費を使用する。
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Research Products
(1 results)