2023 Fiscal Year Research-status Report
Axiomatic study of accounting standards by cooperative game theory
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22K01790
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
荒田 映子 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (00386351)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | Depreciation / Cooperative game theory / Axiom |
Outline of Annual Research Achievements |
当年度は,病気療養のため,12月まで研究活動がほとんど遂行できずにいた。 10月に学会に参加,また療養中も研究書や論文を読むなど行っていたが,学会報告や執筆などはできなかった。 1月以降少しずつ再開し,既存の減価償却方法(定額法,定率法,級数法,時価評価)関して,協力ゲーム理論における代表的な公理を満たすかを確認し,公理間の論理的な関係性についての検討を行っている。 ディスカッション・ペーパーを作成中であり,2025年度前半には公表,関連するジャーナルに投稿する見通しである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
病気療養のため,研究活動ができずにいた。現在も,体調に気を付けながら,研究活動をおこなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度から,穂刈享教授(慶應義塾大学経済学部)にプロジェクトに参加していただくことで,より理論的に精緻な研究が可能となった。 荒田は,当初予定していた海外での学会報告等が行えなくなったため,海外での報告,研究交流は穂刈教授が担当する。 2023年度に半年強研究が中断されたが,共同研究を行うことによって,2025年度内に研究を予定通り(内容としてはより理論的に質の高い成果を上げて)終える見込みである。
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Causes of Carryover |
2023年5月に病気を患い,研究が中断されたため。 2024年度より穂刈享教授が共同研究者として加わるため,次年度使用額は次年度に海外渡航費などで使い切る予定である。
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