2022 Fiscal Year Research-status Report
A study on effectiveness of art therapeutic intervention for people who need care
Project/Area Number |
22K01946
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中山 莉彩 金沢大学, 融合研究域, 研究協力員 (90895286)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 敦朗 金沢大学, 融合科学系, 教授 (20536726)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | アートセラピー / 精神保健 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究プロセスとして設定した「アートセラピーの効果に関するレビュー」に関しては、関連する学術論文やその他の文献を網羅的に収集し、分析を実施した。具体的には、PUBMEDやMEDLINE、医中誌などの学術データベースを利用しキーワード検索を行い、ヒットした国内外のアートセラピーの介入効果に関して、包括的な検証を実施しレビューを行った。検索キーワードとしては、アートセラピー、芸術療法、介入研究、うつ、不安、身体的機能、認知機能、自尊心、社会性、ウェルビーイングである。また「アートセラピーの介入」については、アートセラピー介入モジュールを開発し、準実験的研究(Quasi-experimental study)デザインで実施する研究計画を構築し、倫理委員会の承諾を得た。介入の実施に関しては、医療機関や介護施設など協力機関と調整した。研究計画に基づく「データ収集実施」については、インタビュー実施をコロナ禍で実施することで計画していたため、オンラインでのインタビューを計画していたが、対面でのインタビューが実施可能との見通しがたったため、次年度に持ち越すこととした。しかし、インタビューによるデータ収集の準備はできており十分に実施可能な状況である。「国際誌への投稿・国際学会発表」については、これもデータを得た後に実行する予定であったが、データ収集を持ち越したため実施できなかった。しかし、次年度に実施可能である。全体としては、データ収集を実施する体制や調整はほぼ完了し、次年度のデータ収集・分析の基盤を整備した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「データ収集実施」については、コロナ禍でオンラインを想定したが、対面が実施可能となる見通しがたったため、次年度に持ち越すこととしたが、準備はできており十分に実施可能な状況である。「国際誌への投稿・国際学会発表」については、これもデータを得た後に実行する予定であったが、データ収集を持ち越したため実施できなかったが、次年度に実施可能だと思われる。全体としては、データ収集を実施する体制や調整はほぼ完了したため、次年度のデータ収集・分析の基盤を整えることができたという意味で、順調であるといえる。
|
Strategy for Future Research Activity |
「データ収集実施」を対面で実施し、データ分析を実施する。また、対象者を老人だけではなく、子どもにも広げることで、より包括的なデータを得る予定である。
|
Causes of Carryover |
データ収集を対面実施が可能な次年度に先送りしたことで差が生じた。また、学会発表も次年度に変更したことで差が生じた。しかし、次年度は実施可能である。
|