Development of a Community Multidisciplinary Support Model for Persons with Mental Disabilities under COVID-19 Infection Spread

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 22K02034
• Research Institution: Kanagawa University of Human Services
• Principal Investigator: 榊 恵子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90235135)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 水野 高昌 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 准教授 (60458552) ; 栄 セツコ 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (40319596) ; 吉田 光爾 東洋大学, 福祉社会デザイン学部, 教授 (30392450) ; 大河内 敦子 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (70719476) ; 細谷 陽 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教 (00835481) ; 森本 淳子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (80352350)
• Project Period (FY): 2022-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: 精神障害者 / COVID-19 / 地域 / 多職種連携

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、１．COVID-19下で地域生活を送る精神障害者の支援を行う専門職による多職種支援の実際と特徴を明確にし、２．各々の専門職の抱える多職種連携についての困難を明確にした上で、３．各専門職が質の高い連携支援を行うために指針となる共同支援モデルを、多職種共同研究によって開発することを目的としている。

2年目の2023年度は、COVID-19感染拡大下の緊急事態宣言期間に地域生活を送る精神障害者に対する専門職の支援の特徴と専門職同士の地域連携支援の実態について、質問紙によるWEB調査を実施した。その際、各都県の緊急事態宣言期間を依頼文に明記して依頼した。本研究が対象とする専門職を、精神科医、精神保健福祉士、保健師、看護師、相談支援員、作業療法士、介護福祉士、心理士とし、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県における訪問看護ステーション、相談支援事業所、クリニック、病院に所属する対象に郵送にて調査協力を依頼しWEB回答を求めた。特に、COVID-19感染拡大下で専門職支援として行った支援、それぞれが連携した職種、連携の手段、多職種連携の困難状況についての質問項目を立て年度末に郵送を完了した。

研究協力者　田中有紀

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究分担者とのミーティング後、質問紙項目の最終抽出、対象施設の抽出、予算に合わせた質問紙印刷と配送業者の選定、配送先住所録作成等に時間がかかった。

Strategy for Future Research Activity

WEB質問紙調査によって回収した実態調査データをまとめ分析する。特にCOVID-19による感染や生活変化への支援、受診継続に関する支援、多職種連携により連携した職種、連携手段、連携の種類や内容に着眼し分析結果をまとめ、2024年度内に関連学会で発表する。さらに、多職種連携支援困難についての面接内容を検討し相談支援員、看護師、精神保健福祉士などに個別面接を実施する。

Causes of Carryover

質問紙調査を終了することができたものの、研究の遅れにより個別面接やグループ面接については今後の実施となる。面接を実施するための費用および、学会発表や面接結果検討を含めた研究者ミーティングのための旅費、参加費等が必要である。