2022 Fiscal Year Research-status Report
行為理論に基づく行為者の動機に焦点をあてた高齢者虐待の新しい概念モデルの構築
Project/Area Number |
22K02067
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
茅野 久美 山梨県立大学, 看護学部, 助教 (20816433)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 高齢者虐待 / 概念分析 / 行為理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、社会学の行為理論を用いて、行為者の動機に焦点をあてた新たな高齢者虐待の概念モデルを構築することである。行為の本質とは、行為者の意図・目的を踏まえた行為であるとする理解社会学の行為理論を援用する。高齢者虐待の本質に迫る概念を構築するために、虐待の当事者である虐待者と被虐待者の声や体験を踏まえて検討する。そのため裁判となった虐待判断ケースの供述調書より、データ収集を行う予定であった。 2022年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、県外への調査を控えたことから、県内の1件の情報収集(事件概要整理、裁判傍聴を行った)に留まっている。情報を整理し、データの入力や分析の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症において、県外での調査を控えたため、データ収集に遅延が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度、概念構築に必要なデータ収集に取り組み、分析を進める。
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Causes of Carryover |
2023年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、県外での調査を控えていた。しかし、2023年度5月より5類感染症に分類が移行し、コロナ対策の緩和を受け、前年度に行えなかった県外での調査を実施する予定である。調査予定の事例に関する報道内容を整理し、調査がスムーズに行えるように準備を進める。
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