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2023 Fiscal Year Research-status Report

行為理論に基づく行為者の動機に焦点をあてた高齢者虐待の新しい概念モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 22K02067
Research InstitutionYamanashi Prefectural University

Principal Investigator

茅野 久美  山梨県立大学, 看護学部, 講師 (20816433)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords高齢者虐待 / 概念分析 / 行為理論
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、社会学の行為理論を用いて、行為者の動機に焦点をあてた新たな高齢者虐待の概念モデルを構築することである。行為の本質とは、行為者の意図・目的を踏まえた行為であるとする理解社会学の行為理論を援用する。高齢者虐待の本質に迫る概念を構築するために、虐待の当事者である虐待者と被虐待者の体験や発言を基に検討する。そのため、裁判となった虐待判断ケースの供述調書より、データ収集を行っている。
現行の高齢者虐待の分類は、「身体的虐待」「心理的虐待」など、結果を重視した分類であり、虐待を発見する手掛かりとして機能している。一方で、本研究の高齢者虐待の概念から導き出される分類は、行為の動悸や目的を基とするため、高齢者虐待の予防策を検討するための基礎的資料として活用できることが期待できる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度は、概念分析に必要なデーター収集を行った。データ収集の手続きの中で、資料を管理する地方検察庁より、閲覧許可をいただけなかったケースが数件あり、データ収集に遅延が生じている。

Strategy for Future Research Activity

概念分析に必要なデータ収集のため、新たな事例を選定し、情報収集に取り組み、分析を進める。

Causes of Carryover

2023年度は、各検察庁や裁判所にてデータ収集するための移動、データの保管整理のために必要な経費を使用した。
2024年度も引き続き、データー収集のための手続きおよび移動、データ保管整理のために使用する計画である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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