2022 Fiscal Year Research-status Report
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22K02079
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
武地 一 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10314197)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 認知症カフェ / 認知症 / 介護負担 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、もの忘れ外来を受診中の患者とその家族について、もの忘れ外来において、患者の認知機能の評価や家族介護者の介護負担感を評価したのち、患者・家族のペアを無作為割り付けで地域の認知症カフェへ紹介し、一定期間後に、もの忘れ外来において事前に評価した項目と同様の患者の認知機能や家族介護者の介護負担感を評価することとしている。 これまでに認知症カフェの意義を評価する項目としてどのような項目が妥当であるか十分に示されてはいない。そこで、これまでのもの忘れ外来での診療において認知症カフェの効果を測定する項目として使用可能な項目があるか検討を行っている。 もの忘れ外来から紹介する認知症カフェについて、当該もの忘れ外来から紹介できる地域圏内に10~20か所の認知症カフェがあることの把握を行った。しかし、認知症カフェにも様々な運営方針やスタッフの技量の違いがあることが想定される。そこで、これまでに開発した認知症カフェの運営方針やスタッフの技量を反映するツールとして認知症カフェスタッフ自己評価票を開発しており、これを使用して認知症カフェのグループ分けを準備している。 新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、2022年度には活動を休止していた認知症カフェも多かったため、認知症カフェスタッフ自己評価票を用いた認知症カフェのグループ分けは行えていないが、この間に、もの忘れ外来で用いている評価項目のうち、縦断的な解析に利用できる可能性がある項目の抽出ができてきている。今後、評価項目の決定と認知症カフェのグループ分けを行い、研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度においては新型コロナウイルス感染症の流行状況により、認知症カフェも活動休止状態のカフェが多かった。再開時期が見通せなかったため、紹介する可能性のある認知症カフェへの研究事業の説明や、説明後の認知症カフェスタッフ自己評価票を用いたグループ分けも実施できなかった。流行の収束に伴い、認知症カフェも再開するところが増えることが見込まれるので、この点を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
進捗状況に記載の通り、新型コロナウイルス流行による認知症カフェの休止があったが、流行の収束とともに再開されるカフェが増えてきているため、今後は予定通りの研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行のため進捗が遅れていたため次年度使用額が生じたが、次年度に予定通りの計画を進めるため使用を予定している。
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