2022 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルメディアを用いた栄養教育媒体構築のための基礎的検討
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22K02121
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
池本 真二 聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (10176117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 麻衣 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 研究員 (10723661)
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ソーシャルメディア / 栄養情報 / 食事 / 食行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度となる令和4年度は、①調査に用いる調査票の準備ならびに②倫理審査、③ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得する準備を実施した。 ①調査票の準備:生活スタイルの質問票を確定すべく、ソーシャルメディアに関する先行研究を検索し、得られた文献から、ソーシャルメディア系サービス/アプリの利用状況及び食行動・態度の評価方法を確認した。また、ソーシャルメディアに関する先行研究から、関連する可能性のある要因を把握し、それらを含めた調査票を完成させた。 ②倫理審査:調査票の確定に伴い、倫理審査を聖徳大学ヒューマンスタディに関する倫理審査委員会ならびに国立健康・栄養研究所研究倫理審査委員会に提出し、承認を得た。 ③ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得する準備:ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得するために、Webにおいて、現在よく検索されている栄養情報のキーワードを抽出し、「ダイエット」等の単語が最上位として挙がってきた。そのため、「ダイエット」に関する情報がどの程度流布しているか、ならびに流布している情報の発信者および内容、その質等を把握することを目的に、SNSの情報を習得するための検索式を確立し、情報取得の準備を進めた。さらに、SNSの情報の質を把握するために、DISERN、Global Quality Score、JAMA benchmarksスコアの評価方法について、先行研究を検索すると共に、標準化するための評価方法の確立に対する準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
次年度の調査実施に向けて、倫理審査・調査準備ともに順調に進んでいる。 また、SNSにおける栄養情報として確認すべき内容の特定も進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度5月下旬~7月での調査実施を目標に、調査地域の担当者(研究協力者)とミーティング等を通して、研究体制を整えていくことを予定している。
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Causes of Carryover |
今年度は、COVID-19を考慮し、調査地域の担当者(研究協力者)と、調査準備に向けた打ち合わせをオンラインで実施したため、旅費を使用しなかった。次年度は、調査担当者との現地での打ち合わせを予定しており、その分を充当する予定である。
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