2023 Fiscal Year Research-status Report
Qualitative Research on Life Course and Well-Being in Denmark
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22K02146
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
宮坂 靖子 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (30252828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 加奈子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (30737531)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | デンマーク / ケア / ウエルビーイング / 子育て期 / 向シニア期 / ライフコース / サポートネットワーク / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度に実施した調査研究の内容は、(1)現地調査と(2)2022年度調査研究の公表である。 (1)現地調査 ①期間:宮坂靖子(研究代表者)2023年8月24日~9月5日、青木加奈子(研究分担者)2023年度8月28日~9月5日。②調査地:デンマーク王国オーフス市およびその近郊。③調査対象者:向シニア世代 計8名(女性6名・男性2名)、保護者世代 計10名(カップル3組を含む)(女性6名・男性3名)、デンマーク在住日本人女性1名計、大学生 計3名(カップル1組を含む)(女性2名・男性1名)、④調査内容:(i)向シニア調査 家族の現在の状況、職業キャリア、ワークライフバランス、親の介護経験、子ども・子ども家族との交流、社会活動、地域ネットワーク、育児経験、家事・育児分担状況(育児期・現在)、幸福度・生活満足度、自身の老後生活、生活意識、ジェンダーや家族に関する意識、基本的属性等、(ⅱ)保護者調査:職業キャリア、パートナー関係、親の居住地、育児休業取得状況、家事・育児分担状況(育児休業中・現在)、家族からの育児サポート状況、子育ての悩み、日常生活意識、ジェンダーや家族に関する意識、基本的属性等、(ⅲ)学生調査 生育時の家族状況、現在の家族・生活状況、大学生学、将来の人生デザイン(結婚・育児・職業等)、個人的属性等、(ⅳ)デンマークの医療制度、高齢者の生活、高齢者福祉等の状況等。 (2)調査研究結果の公表 ①学会発表2件、②論文(著書所収を含む)3本。詳細は以下「10 研究発表」参照。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
向シニア期調査、保護者調査ともに予定通り順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、(1)海外研究協力者の招聘と(2)研究調査の公表、(3)現地での補足調査を予定している。(1)海外研究協力者の招聘:オーフス大学グローバススタディーズ学科日本学専攻准教授 Anemone Platz氏を日本に招聘し、デンマーク社会の特徴を明らかにするためのコントロール集団としの日本の状況についての予備的な調査を実施。また、同氏をゲストスピーカーとして、大学生や一般市民を対象とした公開セミナー、講演会等を企画する。(2)調査結果の公表:上述通り、公開セミナーや講演会を開催することで、研究成果を一般市民に公開することに努める。また、学会発表やアカデミックな研究会(オンライン等)の開催も実施する予定である。(3)上記計画を優先し予算的に可能であれば、デンマークでの補足調査を実施する。
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Causes of Carryover |
次年度は、海外協力者の日本招聘、学生や一般市民等に対する公開セミナーや講演会、デンマークでの補足調査等を開催する予定であるが、予算額では不十分なため、今年度の必要経費を節減して対応することとした。
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