2023 Fiscal Year Research-status Report
大学教育における伝統医学(鍼灸)のモデル・コア・カリキュラムの構築と検証
Project/Area Number |
22K02220
|
Research Institution | Meiji University of Integrative Medicine |
Principal Investigator |
河井 正隆 明治国際医療大学, 基礎教養講座, 准教授 (10769342)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂口 俊二 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (40249462)
矢野 忠 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 客員教授 (70166560)
坂井 友実 東京有明医療大学, 保健医療学部, 教授 (70235117)
福田 文彦 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 特任教授 (80238485)
久島 達也 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (80418590)
角谷 英治 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 教授 (90268178)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | モデル・コア・カリキュラム / 学修目標 / 鍼灸 / 大学 |
Outline of Annual Research Achievements |
鍼灸学系大学協議会(鍼灸学系の12大学)にモデル・コア・カリキュラムを検討する委員会を設置し、以下の研究を随時遂行した。 1.令和6年2月:「鍼灸学系大学教育モデル・コア・カリキュラム」のドラフト版を完成した。 2.令和6年3月:パブリックコメントを広く求めた。その対象は、各鍼灸学系大学(12大学)、日本理療科教教員連盟、(公社)全日本鍼灸学会、日本伝統鍼灸学会、(公社)日本鍼灸師会、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会、(公社)東洋療法学校協会とした。方法は、先の関係団体にメールや書面で案内を行い、「鍼灸学系大学協議会ホームページ」にパブリックコメントの募集ページを設定し、そこからコメントの記入を依頼した。 3.令和5年10月~12月:任意の大学における3科目(鍼灸関連の授業)で、モデル・コア・カリキュラムに記載した学修目標を検証した。該当授業のある1コマの教育目標に照らし合わせ、モデル・コア・カリキュラムの該当項目に示す学修目標(3つ程度を抽出)の妥当性などを、学生アンケートともに教員インタビューを行った。その結果、学生と教員ともに、モデル・コア・カリキュラムに示す学修目標は概ね妥当性があるなど、肯定的な結果であった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画どおり、モデル・コア・カリキュラムに関する①ドラスフ版の完成、②パブリックコメントの実施、③授業実践における検証の3つを実行することができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
鍼灸学系大学協議会(鍼灸学系の12大学)に設置したモデル・コア・カリキュラム委員会の活動として、主に以下の研究を随時遂行する。 1.令和6年5月:「鍼灸学系大学教育モデル・コア・カリキュラム」の初版を作成する。2.令和6年5月:第73回(社団法人)全日本鍼灸学会学術大会(宮城大会)にて、モデル・コア・カリキュラム初版の報告会を行う。3.令和6年6月~11月:初版の最終チェックを行い、冊子作りに取りかかる。冊子は、先の鍼灸学系大学、全国鍼灸専門学校、鍼灸系の業団体に郵送する。4.令和6年12月~:研究成果のまとめを行う。
|
Causes of Carryover |
令和6年度にモデル・コア・カリキュラムの冊子作り(印刷費)や学会発表(開催地:仙台市)に係る経費などを予定したため、令和5年度の経費の支出が少なくなった。
|
Research Products
(1 results)