2022 Fiscal Year Annual Research Report
「日本人英語学習者の不安軽減マニュアル」作成に向けた心理学的探究
Project/Area Number |
22K02253
|
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
會田 篤敬 山梨大学, 学内共同利用施設等, 助教 (50910874)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 日本人英語学習者 / 不安 / 文化的要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下に、科学研究費助成事業「『日本人英語学習者の不安軽減マニュアル』作成に向けた心理学的探究」(基盤研究(C)、研究課題/領域番号: 22K02253)における2022年度の成果をまとめる。 1. 「日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因」を追究する重要性に関して 「日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因」を追究することの重要性を共有すること、及びその重要性に対する新たな知見を得ることを目的に、学会発表と研究論文執筆を行った。学会発表では、文献調査を行った内容を通じて、他の研究者と「日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因」を追究することの重要性に関して意見を交換した。また、研究論文では、上記の研究発表で他の研究者と議論した内容をもとに、「日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因」を追究する重要性、及びそれらの要因を明らかにする上で必要となることに関して論じた。これらを通して、本研究プロジェクトの根幹となる重要性に関して幅広く発信することができた。 2. 「日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因」を追究する方法に関して 「『日本人英語学習者の不安の背景にある文化的要因』を追究する方法」を明確に確認することを目的にパイロットスタディを複数回行った。具体的には、定量的調査と定性的調査の双方に関してパイロットスタディを行った。定量的調査では、日本人英語学習者15人に自由記述式オンラインアンケートを行った。ここでは、質問方法や誘導を避けて客観的意見を引き出す方法などに関して知見を得ることができた。定性的調査では、日本人英語学習者5人にインタビューを行い、インタビューガイドとなる基本的な質問の内容などに関して発見があった。 2022年度は以上の本研究プロジェクトの根幹部分に関する活動を行い、以後の調査につなげる上で肝要となる内容をまとめた。
|