2022 Fiscal Year Research-status Report
ひとづくりとまちづくりの好循環を創る学びのデザインと学習支援者の役割
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22K02272
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
山川 肖美 広島修道大学, 人文学部, 教授 (40284137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂口 緑 明治学院大学, 社会学部, 教授 (10339575)
三浦 浩之 広島修道大学, 国際コミュニティ学部, 教授 (80157437)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 学びのデザイン / 学習支援者 / 社会教育士 / ひとづくり / つながりづくり / まちづくり / 学習都市 / 学びの成果指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、第1にまちづくりを起点とする学びと学びを起点とするまちづくりが融合できる学びのデザイン、第2にそれを推進する主体としての社会教育士ならびに社会教育主事の役割、第3に学習都市の指標としての学びの社会的成果をサブテーマとして、ひとづくりとつながりづくりとまちづくりの好循環を創る学びのデザインと学習支援者の役割を究明するものである。 2022年度は次の3点で成果を得た。1点目は、サブテーマ1に関連して、福岡県久留米市ならびに兵庫県神戸市で創出され続けている当該学びのデザインのいくつかを現地調査した。加えて、広島版学びから始まる地域づくりプロジェクト(ひろプロ)を導入する各市町・各地域で波及的に拡がっている状況の把握も行った。これらの結果の一部は、雑誌『社会教育』で公表している。2点目に関連しては、先行研究や政策提言等を参考にして社会教育士と社会教育主事の役割の要素と異同の視点を明らかにした上で、2022年度は主に、公的分野における社会教育士的役割を果たしている支援者にインタビュー調査を実施し、質的データ分析を行った。これらの結果については、2022年度熊本エデュケーションウィークに招いていただき、その一端を報告させてもらった。3点目については、坂口を中心に、国外の学習都市の現地での情報収集や現地研究会での発表を行い、その成果を論文や著書等で順次公表してきている。 なお、今年度の成果は、2023年3月にテーマに関連する研究者や実務者が集った場で報告し、次につながるフィードバックを数多く得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定の久留米市・神戸市での学習支援者に対する現地でのインタビュー調査等に加えて、広島県内の社会教育・生涯学習関係職員ならびに社会教育主事へのインタビュー調査等も実施することができた。 また、2年目に予定していた海外の学習都市の調査も一部先行して実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
第1のサブテーマであるまちづくりを起点とする学びと学びを起点とするまちづくりが融合できる学びのデザインと第2のサブテーマである、それを推進する主体としての社会教育士ならびに社会教育主事の役割については連動して調査をした方がよいことが1年目の調査研究で判明したため、できる限り繋いで調査実施をしたいと考えている。本調査に際しては、民間の学習支援者のデータならびに広島県外の学習支援者のデータがまだ十分でないため、当該学習支援者へのインタビュー調査を拡充してする計画である。 また、学びのデザインによる社会的成果を把握するための調査票を精査・策定し、可能なら2023年度中にWEB等を用いて広く調査を実施したい。 海外の学習都市の調査に関しては今年度さらに進めることができればと考えている。 以上により、「学びのデザイン」とその創出・支援における公的組織・民間組織の学習支援者の役割、学びのデザインによる社会的成果、学習都市の成果指標の再検討を進めていく。
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Causes of Carryover |
本務校での教育や運営にかかる業務が多忙であったため、現地調査の日程が十分に取れず、いくつかの調査について次年度に繰り越す必要が生じた。次年度については、国内外での現地調査を拡充したいと考えている。
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