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2024 Fiscal Year Research-status Report

戦後日本のことばなおし運動に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22K02282
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

鳥居 和代  金沢大学, 学校教育系, 教授 (30422570)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywordsネサヨ運動 / おはよう運動 / 教育機器
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、高度経済成長期の前半にあたる1950年代後半から60年代にかけて、日本各地の学校で展開された、ことばなおし運動(話しことばを良くする標準語・共通語教育運動)とその実践の歴史的意味の解明を目的とするものである。2024年度は、ことばなおし運動をリードした鎌倉市立腰越小学校のネサヨ運動と、その草創期からのチェーン校の1つであった大阪市立諏訪小学校の取り組みに焦点を絞り、次のような研究調査および研究成果の発表を行った。
(1)大阪市立中央図書館、大阪府立中之島図書館、大阪市立城東区図書館などにおいて収集した、大阪市立諏訪小学校沿革史、大阪市PTAだより、大阪市新生活運動関係資料の分析を進め、諏訪小学校のことばの実践から派生した同校PTAによる「おはよう運動」の盛衰について考察した。研究調査の過程で、当時、同校を取り巻く地域において河内地方の方言との混在状況がみられた事実が浮かび上がり、ことばなおしの動きが生じた地域的背景が明らかとなった。
(2)ネサヨ運動のチェーン校との間で使用されたリコーシンクロファックスに着目し、高度経済成長期の新しい教育機器の登場と教育工学の萌芽という時代状況をふまえて、学校間の「声の文通」を可能にした歴史的条件を検討した。リコーシンクロファックスは同時期に玉川学園などでティーチング・マシンとして学習指導への先進的な活用がみられたが、ことばなおしのチェーン校においては、これとは異なる利用法が試みられたことが明らかとなった。
(3)教育史学会第68回大会(2024年9月)において、鎌倉市立腰越小学校のネサヨ運動に関するこれまでの調査結果をまとめ、研究発表を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

鎌倉市立腰越小学校のネサヨ運動に関する学会発表を行い、これまでの研究成果を公表することができたため。また、前年度から収集してきた大阪市立諏訪小学校のおはよう運動に関する資料の分析を進めることができたため。

Strategy for Future Research Activity

今後は、特に大阪市立諏訪小学校を取り巻く地域的背景をより詳細に明らかにしていくこと、同校の取り組みを題材にした映画フィルムについて調査を進めることを考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 高度経済成長期のことばなおし運動-鎌倉市立腰越小学校のネサヨ運動の事例から-2024

    • Author(s)
      鳥居和代
    • Organizer
      教育史学会第68回大会

URL: 

Published: 2025-12-26  

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