2023 Fiscal Year Research-status Report
The Action Research with Coordinators in Communities of Cooperative and Collaborative Activities between Communities and Shools.
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22K02291
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Research Institution | Nagano University |
Principal Investigator |
早坂 淳 長野大学, 社会福祉学部, 教授 (70524883)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | コミュニティ・スクール / 地域学校協働活動 / 地域コーディネーター / 多様性と協働 / コーディネーター養成 / 持続可能性 / ライフストーリー / 参加から参画へ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,周辺的・補助的な参加から始まった地域住民が地域学校協働活動において中心的・主体的な当事者となる経緯を,地域コーディネーターの語り(ライフストーリー)を引き出すことでデータ(言語記録)を収集して質的な分析を通して顕在化することである。 2023年度には,以下の手順で研究対象を焦点化した。まず先行調査(早坂 2020a)から長野県におけるCSの中で,地域住民が主たるコーディネーターを担うことで相対的に成果認識が高くなっている学校を抽出した。次に,そこで展開される地域学校協働活動を中心的にコーディネートする地域住民を抽出し,研究対象とした。 さらに,地域学校協働活動を中心的・主体的にコーディネートする地域住民とともに研究者が協働的にアクションリサーチを展開し,協働的アクションリサーチの過程で,地域コーディネーターの語りを言語記録(質的データ)を収集し定性的に分析することを試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが5類に指定されたことで,当初懸念していた地域学校協働活動の未実施や,インタビューイーとのコンタクトの困難が解消されたため,おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
予定していたよりも多くの論文が受理されたことを受け,当初の予定に加えて学会発表を精力的に行い,研究成果の広い羞恥を心掛ける。
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Causes of Carryover |
予定よりも円高が進んだ結果,旅費をおさえる必要性があった。その結果,次年度使用額が「0」より大きくなった。今年度はさらに円高が進んでいるため,今年度の出張計画に加算して使用する予定である。
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