• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

Study for promotion of public health activities carried out in multidisciplinary collaboration at certified centers for early childhood education and care

Research Project

Project/Area Number 22K02396
Research InstitutionShujitsu University

Principal Investigator

加地 弘明  就実大学, 薬学部, 准教授 (10368706)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 希  就実短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (20609622)
河野 奨  就実大学, 薬学部, 講師 (70453272)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords学校薬剤師 / 幼保連携型認定こども園 / 幼稚園 / 公衆衛生活動 / 地域連携
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、幼保連携型認定こども園に必ず配置されている学校薬剤師が中心となり、子どもが安全に実施できる公衆衛生活動に関する体験型イベントを保育教諭と一緒に考案・実践し、園児及びその保護者に衛生意識の向上を図ることを目的に実施するものです。
R5年度は、R4年度に岡山県内の全幼保連携型認定こども園/幼稚園を対象に実施した「公衆衛生活動の実施状況や学校薬剤師の関与の度合い」に関するアンケートと、保護者を対象とした「こどもに体験してほしい公衆衛生活動」に関する調査結果に基づき、研究協力施設1園において、学校薬剤師と大学が連携して5歳児を対象に手洗い講習会を実施し、実施後に園関係者と意見交換を行いました。また、アンケート結果報告書を作成して対象施設すべてに送付し、県内の幼稚園における学校薬剤師活動状況の周知に努めました。さらに、より効率的で学習者(園児)が楽しく学べる公衆衛生活動の構築を目指し、地域の薬局薬剤師にも協力していただきながら、大学にてトライアルを行いました。その結果、手洗いなどの公衆衛生活動は重要であると保護者は理解しているものの、やはり園児にとっては実験体験が楽しく満足度も高かったため、実験体験と公衆衛生活動を組み合わせて行うことが有用であることがわかりました。また、そのようなイベントに地域の薬剤師が関わることでイベントの合間に薬の相談ができるなど、地域一体型での活動が望ましいことがわかりました。
R4年度から実施している学校薬剤師の活動内容や病気や薬の基礎知識を記したお便りの作成と併せて、園あるいは薬局や大学などの施設での公衆衛生活動を学校薬剤師が中心となり継続的に行うことが、園児の健康維持増進、さらには、適正なお薬教育に繋がると言えます。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

県内こども園及び幼稚園施設へのアンケート調査の解析結果と協力施設の教員及び研究分担者との意見交換結果に基づき、研究協力施設1園での公衆衛生活動を実施することができました。また、地域の薬局の薬剤師と連携して、大学内で公衆衛生活動に関する体験型イベントを行い、その有用性についても調査することができました。一方で、R5年度において3回実施予定であった公衆衛生イベントが2回の実施(研究協力施設1園と大学内)に留まったこと、年度末に実施予定であった協力施設を対象とした保護者アンケートが未実施となったことなどから、進捗状況としては少し遅れ気味となっています。

Strategy for Future Research Activity

R6年度はこれまでの研究結果から明らかとなった園の保護者及び教諭におけるニーズをもとに、継続的かつ発展的に研究協力施設での公衆衛生活動を実施し、その効果について解析を進めていく予定です。一方で、当初計画していた園における地域の薬局や医院との連携による公衆衛生イベントの実施は、そこまで園側のニーズが高くなく、まずは園と学校薬剤師との連携を推進していくべきだと考えられたため、今年度は幼保連携型認定こども園及び幼稚園の学校薬剤師に対する園での効果的な学校薬剤師活動内容の周知に努め、その効果について解析したいと考えています。

Causes of Carryover

当初予定していた公衆衛生活動が3回から2回となったことと、アンケート結果報告書の郵送が年度末となったことによる調整不足によりやや余剰金が生じてしまいました。今年度の公衆衛生活動の実施時に活用予定です。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 幼稚園及び幼保連携型認定こども園における学校薬剤師活動推進に向けたパイロット調査2023

    • Author(s)
      河本葉月 平田悟史 河野奨 松本希 加地弘明
    • Organizer
      日本社会薬学会第41年会

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi